PLASの現地活動プロジェクト-CAFE現地レポート

ウガンダレポート|子どもに継続した教育を!シングルマザー達のカフェ挑戦

ウガンダで実施している「カフェ事業」は、HIV陽性のシングルマザーたちがカフェビジネスをスタートできるよう初期投資や研修、カフェを開店した後のフォローアップを届けています。

 

前回の記事では、2017年10月から2019年9月までの2年間、支援をしてきた2期生のママたちが、無事に卒業することになり、修了式の様子やプロジェクトの成果をお伝えしました。

 

今日ご紹介するのは、カフェ事業3期生のシングルマザーたちの店舗です。

 

外での販売から、実際に店舗を借りての販売に移行し始めました。ママたち全員がカフェの経営の初心者です。家族のために、子どもたちの学費のために、カフェの経営に挑戦するママたちの店舗を訪問してきました。

 

果たして、経営はうまくいっているのでしょうか?

移転してきたばかりのカフェ

 

今回訪問したのは、2週間前に移動してきたばかりの店舗です。このカフェのあるWabitunguruは大きい街で、カフェ店舗を探すのが難航しました。ようやく見つけた店舗も、契約するには家賃の5か月分前払いが必要で、例外的にプロジェクトから出しました。

 

 

このカフェは、街の主要道路を少し入ったところにあり、野菜などを販売している小さなマーケットがあるので、買い物客をターゲットにしていく予定です。

 

以前はカフェではなく商品を販売するようなお店だったようです。お店を入るときに鉄格子があって入りにくい構造ではありますが、その代わりに前の店主が置いていった棚やテーブルが使えるので、再利用しています。

シャイな性格の3人のママたち

 

このカフェのママスタッフは全部で3人。まだオープンしたばかりということもあって、お客さんがまだ多くないので、1週間ずつのローテーション出勤にしています。

 

お店のスタッフの1人であるナチャは、9カ月の赤ちゃんの面倒を見ながらカフェを切り盛りしています。3歳と5歳の子どもがいて、一番上の子は来年小学校に入学します。

 

 

3人ともどちらかというとシャイな性格で、ビジネスをどんどん自分たちでやっていこう!という積極性はまだ見られません。もしこれから売り上げが伸びないようであれば、ローテーションの方法やメニューについてのバックアップをしていく予定もしています。

引っ越すことになったスタッフが離脱

 

もう一つ訪れたカフェは、比較的小さい規模の街の中にあります。

母親を亡くして休んでいたスタッフが家庭の事情でそのまま実家にいることになり、カフェグループを辞めることになりました。なんらかの事情で、カフェのある街から離れないといけなくなった場合、カフェのプロジェクトに引き続き参加することができなくなるのは、カフェ事業の難しい点です。

 

スタッフのジェニファーには、9人の子どもがいます。6人はすでに独立しているのですが、3人の子どもと一緒に住んでいて、そのうちの2名は小学校と高校に通っているそうです。

 

ジェニファーはいつも「カフェはこうしたら良くなる!」というアイディアを持っています。

 

(写真)カフェ事業で購入したオーブン

 

前回はカップケーキの販売を拡大したいという提案があり、今回の訪問では、ジュース販売もやってみたいと更に新しいビジネスアイディアが出てきました。

 

それをどうやって実現するのか、成功する見通しはあるのかまでを考えるのはまだ難しいようですが、そこは現地のスタッフが一緒に相談に乗っています。ジェニファーの考えた新しいメニューが登場する日も近そうです!

差別化の難しいカフェ事業

 

これまではスナックをメインに販売していましたが、隣の店で、キャッサバチップスを販売しているので、最近ではあまり売れなっているとのことでした。その代わりに現在はマンダジを販売しているそうです。

 

スナックだけではなく食事も提供しています。

Katogoと呼ばれるキャッサバをマメのソースで煮込んだものや、コメ、マトケ、牛肉も出しています。飲み物はパッションジュース、水、ソーダを販売しています。

 

他に同じようなものを販売しているお店が多く、新しいものを販売して売れると他の店舗も真似するため、食事やスナックの味で勝負する必要が出てきます。

そのため研修でミックスジュースの作り方をレクチャーするなど、どうすれば売り上げが伸びるか常に一緒に考えています。

売上管理に苦戦中

 

カフェ事業では、売り上げを毎回きちんと帳簿につけるように指導をしていますが、どうやらスタッフの訪問時にまとめ書いている様子。というのも、1日の売り上げが26000シルとずっと書かれている期間が…。以前からこのカフェは売上管理が苦手なのです。

 

売上や原価の計算を一緒にする研修もあるのですが、算数が苦手なお母さんも多く、継続して記録してもらうのは他のカフェでもかなり難しいのが現状です。

独立した先輩ママたちに続いて欲しい!

 

彼女たちの一期上の先輩たちは2年間のプロジェクトを経て独立を果たし、終了時のアンケートでは、全員が子どもの教育費を払える状況になりました。

また生活に必要な食事や石鹸等を買えるようになり、学校にも継続して通えるようになっています。

 

今期のママ達にもそんな未来をつかみとって欲しい!その思いを胸に現地スタッフと一丸になってこれからもしっかりとサポートをしていきます。

 

こうした支援を続けることができるのは、日本から支えてくださる支援者のみなさんのおかげです。本当にありがとうございます!

これからもみなさんのご寄付、応援をアフリカにしっかりと届けてまいります。