Positive Livingキャンペーン世界エイズ孤児デー国内の活動

「とりあえずそこに行ってみよう」/世界エイズ孤児デーキャンペーン特別企画「私のPositive Living」 vol.25

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4月16日~5月31日の期間、プラスのボランティア、サポーター、協力者など活動を応援する人たちが毎日ブログを更新!
テーマは「私の Positive Living」。それぞれの生き方や想いを通して、前向きなエネルギーをお届けします。
全国どこからでも、「今日はどんな記事に出会えるかな?」とアドベントカレンダーのようにお楽しみいただける企画です。
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今からかれこれ10年ほど前、私はイギリス北部に位置するエディンバラという町で留学生生活を送っていました。「ハリーポッター」の第一作目が執筆されたその町は、多くの観光客を惹きつける魅力を持った観光都市です。しかしその一方で、秋が深まるにつれ夕方3時には真っ暗になってしまうほど緯度が高く、長く寒い冬を耐えなければならない厳しい気候条件を備えた土地でもあります。

その土地で学生として暮らし始めてからすぐに、私は路上生活を送る人がとても多いことに気づきました。路上に座り込み、寒そうに膝を抱える人の中に、時には若い女性の姿も混じっています。何かできることはないのかな、と思いながらも、何もできないまま最初の1、2か月は過ぎていきました。

そんなある日のこと。わたしは大学に貼られていたポスターで、教会でのボランティア活動があることを知りました。週に一度か二度、大学の近くの教会で路上生活者の人たちに炊き出しをするお手伝いです。これだ!と思った私は、ポスターに書かれていたメールアドレスに早速連絡。ボランティアに興味があることを伝え、毎週木曜日の午後はボランティアにいくことになりました。

さて、実際にボランティアを始めた私でしたが、食べ物をお皿に並べたり、食器を洗ったりの簡単なお仕事なのに、最初はとても大変でした。というのも、エディンバラが位置するスコットランドの英語は、日本で聞く英語とは大きく異なる訛りを持ち、当時の私はほとんど聞き取れなかったからです。大学の中では、先生も生徒も標準的な英語を話すことが多く、一緒に暮らしているのはアメリカ人の留学生。いわゆる「スコティッシュ」と呼ばれる英語は、全く知らない外国語のようでした。言われたことに対し、何度も聞き返すこともしばしばで、無力感を感じることもありました。

それでも、毎週木曜日にその教会に通い続けることで、少しずつ言葉もわかり、他のボランティアの人達とも打ち解けることができるようになっていきました。そして、一番大きかったことは、路上生活者の人が自分と全くおなじ人間だという、当たり前の子とを自分自身で納得できたことです。それまで、私はどこかで自分と彼らは違う人間、と思っていました。ですが、誰でも寒ければしんどいし、お腹が空けばひもじい。それは私も同じだ、違う人間ではないのだ、ということをボランティア活動は教えてくれました。

私はきっと、10年前にあの教会を訪れなければ、そのことに気が付けなかったと思います。普段腰の重い私ですが、それ以来大事なときはいつでも「とりあえず行ってみよう!」と自分に言い聞かせています。

▼著者プロフィール
松尾瑞穂

大学在学中の2004-2005年にかけ、イギリス・エディンバラ大学に交換留学。その後、大学院を経て2008年より金融機関で会社員として働く。大学の友人であるプラス事務局長・小島を通じ、プラスと出会う。以後、ボランティアなどでプラスに関わっている。趣味は、美味しいものを食べること。

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