こんにちは!現地インターンの戸谷です。今回はHOPE事業についてご紹介します。
HOPE事業は養鶏での生計向上支援とライフプランニング支援の2本柱で行われています。
モニタリングで出会ったヘレンさんの養鶏の様子をお届けします!
鶏が成長したよ!
ヘレンさんはHOPE事業で支援を受けており、4人の子ども、3人の孫を育てています。養鶏の研修を受け、2023年1月に雛を40羽配布しました。約4か月が経ち、鶏たちはすくすくと成長していました。ヘレンの鶏舎へお邪魔すると、沢山の鶏がお出迎え!
VIGENCOのスタッフも「良い大きさだね!」とニコニコ。この大きさならいつ売っても大丈夫そうです!

研修で習ったレコーディングを実践!
鶏の数は?と聞くと「22匹」ときちんと答えてくれたヘレン。
しっかりノートにレコーディングをしてくれていました!ノートには鶏の数だけでなく、養鶏のために購入したものや価格、量、日付がきちんと書かれています。
ここから家畜オフィサーが「えさはこうした方がいいよ。」「鶏の病気を防ぐためにおがくずを綺麗にしようか。」などアドバイスがされます。
レコーディングは研修でやった内容。しっかり成果が出ています!

餌がなくなっちゃった。でも自分で餌を作ったの!
鶏はとても良い大きさに育っています。しっかり餌を食べているのかな、と餌について聞いてみると、工夫して取り組んできたことを教えてくれました。
「ヘレン、餌は足りてる?」「1週間前になくなっちゃったよ。」
「ええ!じゃあ鶏の餌はどうしているの?」
「自分で作ったよ!メイズ(トウモロコシ)とオメナ(煮干しのような小魚)を混ぜて作ったよ!鶏も食べてくれる!」

なんと!ヘレンは自分で鶏の餌を作っていました!
餌がなくなってしまい、新しい餌を買う余裕がない。
そんな時に「こうしたら自分の家にあるもので作れる!栄養もある!」と自分で考えて行動に移している姿はとても逞しく、素晴らしいと思いました。
4kgのメイズと11㎏のオメナ。ヘレンは自分で工夫をして分量も調整しています。
家畜オフィサーより「ちょっとタンパク質が多いのでオメナの量を少なくしようか!」とアドバイスされ、ヘレンは更に前向きに養鶏に取り組む姿勢を見せていました。
「あげる」支援ではなく「つくる」支援
PLASが目指しているのは「あげる」支援ではなく共に「つくる」支援。伴走活動を目標としています。
中には「あげた」餌がなくなったから次の餌を「待っている」方もいるとは思うのですが、ヘレンのように「作ってみる」前向きな姿勢は中々できるものではないと思います。
家庭で出来る餌の作り方を研修でも学んでおり、きっとそれを覚えてくれていたのではないでしょうか。

ヘレンが一歩自立して行っている養鶏事業、愛情込めて育てた鶏が売れる日が楽しみです!
これからもどうぞPLASを応援してください。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
現在PLASでは、9月30日まで「みんなとつくる、アフリカの子どもの未来キャンペーン」を通じて、50名のマンスリーサポーターを募集しています。
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どうぞよろしくお願いいたします。