PLASの現地活動ウガンダプロジェクト-BRIGHT現地レポート

ウガンダレポート│紙袋をつくって行うチームビルディングとは?

PLASが手掛けるプロジェクトの1つであるBRIGHT(HIV陽性の若者の技術訓練支援を通した生計向上の事業)。

この事業は、HIV/エイズの影響が大きい地域に暮らすHIV陽性の若者が、自ら未来を切り拓くために必要なスキルを獲得することを目的としています。

ビジネススキルや各種技術スキルの獲得を支援するだけではなく、自己効力感や将来への期待感の向上を目指してプロジェクトを進めてきました。最終的にはプロジェクト参加者がスモールビジネスを立ち上げ、自立できるまで伴走支援を行います。

 

昨年10月から2期がスタートし、2月から本格的な研修が始まりました。

今回は、ペーパーバック研修とソフトスキル研修の様子をお伝えいたします。

 

 

ペーパーバック研修でチームづくり

BRIGHT2の受益者は乳児持ちも多く、この日の研修には少なくとも5人の新生児〜乳児も参加しました。

 

ペーパーバック研修は、1人1人のスキルや能力を最大限に発揮し、目標達成が可能なチームづくりを目的に行われました。

 

スーザンが先生としてユースたちに基本の紙袋の作り方を教えました。

 

まず、1.6m×20mの茶色い紙の筒から必要な分だけカッターで切り出し、

 

サイトごとに分かれて作成しますが、作るのは個人個人です。

現地スタッフのナマタ、シシー、ベティも参加し、作り方を学びました。

(写真:とても上手なユースも。スタッフのベティが習いに行きました。)

 

最後には先生であるスーザンのチェックが入ります。このチェックをパスできるまで繰り返し直します。

(写真:ユースの紙袋のできをチェックして指導するスーザン。)

 

スーザンからOKがでたらいよいよ完成!!

(写真:完成した紙袋。TUKOLE!(WORK!)とシルクスクリーンで印刷もしました。)

 

 

紙の切れ端も再利用

ペーパーバッグ作成の際に出た紙の切れ端を利用してぺ―パータワーづくりにチャレンジしました。

 

3人で1つのグループになり、サイト対抗で行われました。大急ぎで紙を集め出すグループ、静かに組み立てるグループ、大笑いするグループなど盛り上がりました。

(写真:失敗した紙袋を使い、ペーパータワーチャレンジ。盛り上がります。)

 

参加したユースたちとの振り返りでは、

 

・簡単ではなかった

チームワークやイノベーションを学んだ

周りに何があるか注意を払うようになる

・他の人の作成したものでも大変だったんだなあと思うようになる。

 

など様々な意見や学びが共有されました。

 

研修の目的としていたチームビルディングを学んでくれている参加者が多く、目標が達成できて良かったです。今後のスモールビジネスの展開でもチームビルディングが重要となります。そのため、今回の研修で学んだスキルを引き続き伸ばして活用していけるよう、これからも支援を続けたいと思います。

 

こうした活動が出来るのは日本の皆様の温かい支援のおかげです。

継続的に活動を応援、支援してくださる方がいらっしゃいましたら、PLASのマンスリーサポーターをご検討いただけますと幸いです。