現地レポート

ケニアレポート ―森林局と共に考えた植樹の4つの条件とは?―

前回の「ケニアレポート ―プラスの新たな挑戦、アグロフォレストリーとは?―」でご紹介したHIV陽性のシングルマザーとその子ども(エイズ孤児)たちの経済的自立のための農業事業について、進捗をご報告します。

動物よけのフェンス設置

各家庭が農業を始めるには、動物を除けるためのフェンス製作が必要です。このフェンスがないと近隣のヤギなどが入ってきて、野菜を食べてしまうのです。

フェンスの設置作業は、材料を各家庭まで運び、支柱を立て、足をセメントで固め、その後にフェンスを張っていきます。フェンス設置は家の近い人同士で一緒に行うことで、資材の運送費を節約するようにしています。


資材を準備しているスタッフと支援を受けるシングルマザー。

森林局と共に植樹の種類を決める

この事業では、農業と植林を組み合わせた総合的・長期的な生産力の向上を目指しています。
そこで重要になるのが、「どんな木を植えるのか?」ということです。

ケニア森林局と相談の上、4つの条件をもとに選定を進めていきました。
1)あまり水を必要としないこと
2)周囲の植生に影響を与えないこと
3)きるだけ在来種を優先すること
4)果樹を組み合わせること

予算等を考慮して条件に当てはまる樹木を選定した結果、マンゴーの木とパパイヤの木といった果樹、建築材として使われる樹木(Grevillea Robusta)、燃材として使われる樹木(Acacia polyocantha)、肥料となる樹木(Casia semia)、合わせて6種類の樹木を植えることになりました。

森林局からは、これらの6種類の木をどのように植えるとよいか、細かなアドバイスもいただきました。こうして関係省庁と協力関係を持ちながら事業を進めていくこともとても大切なことなのです。

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