前回、前々回と、現地レポートにてお届けしたパートナー団体カユンガのワークショップ。
中期的な視野に立ち、これからどのような変化を地域にもたらしたいかを考えます。
1日目では、劇を通して地域の課題をみつめました。
>>ウガンダレポート|劇からみえてくる地域のくらし
2日目では、地域課題を絞り込み、その背景や地域の持つ可能性について考えました。
>>ウガンダレポート|ワークショップからみえる地域課題と可能性―
今回は、最終日の3日のワークショップについてご報告します。
3日目は、40数名のメンバーが集まり、絞り込んだ地域の課題につて、どんな変化を起こしたいか、どんな未来が見たいかを考えていきます。
2日目までに、10の地域課題から、より重要と思う課題を絞り込みました。
結果、「子どもの教育」、「農業」、「ビジネス」の3つが残りました。
まず、年間を通して地域でどのようなイベントや季節の傾向があるかを共有するために、「季節カレンダー」をメンバーでつくりました。
畑仕事、雨、食糧、収入・貯蓄、学校、幸福の6項目をつくり、それぞれ4段階の量で表現します。
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日本では、4月から1年が始まる、という考えもありますが、ウガンダは1月からはじまる、とのことで、1月をはじめにしてカレンダーを作ります。
カレンダーを作っていくと、雨が多く降る少し前から畑仕事の量が増えることがわかったり、また、貯蓄が1年のうち無い時期が多く、収入が入ると使い切ってしまうことも多いようでした。
また幸福は収入・貯蓄と連動しており、食糧があっても貯蓄が減っていくことで、幸福ではないと感じることがあることもわかりました。また、逆に食糧が少なくても貯蓄ができていると幸福と感じることもあるそうです。
![kayunga3-2](/wp-content/uploads/2017/04/kayunga3-2.jpg)
その後、3つの問題「子どもの教育」、「農業」、「ビジネス」について、それぞれグループを作り話し合いです。
「どのような状況が成功と呼べるか?」
「どんな変化を見たいか?」
「親の視点から」「子どもの視点から」それぞれについて、各グループで模造紙にまとめていきます。
![kayunga3-4](/wp-content/uploads/2017/04/kayunga3-4.jpg)
最初のうちは質問の意図がうまく伝わらず苦戦したりもしました…。
例えば、農業やビジネスでは、「何かを買う」、「何か新しい技術や機材を使う」、ということが「成功」として捉えられていて、「機材を使うとどうなるか?」、「機材がなかったら成功しないか?」など、こちらからの問いかけながら進めました。
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一方で、子どもの教育については、「親の役割は何か?」「子どもの良い成長とは?」と議論が活発なようでした。
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各グループで考えを模造紙にまとめたら、次は各グループの発表です。
各グループ10分程度発表し、終わったのは18時半をまわっていました。
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長丁場でしたが、メンバーみんな最後まで集中し、よい時間をもつことができました。
自分たちの課題を特定し、自分たちがどこに向かっているかその目標を知ることができた、よい機会となりました。
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後日、カユンガ代表のジョイさんからは、メンバーたちから、今回のワークショップをとても楽しみ、、いろんな学びがあったと多くのフィードバックがあったと聞き、わたしたちもうれしくなりました。
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今回のワークショップをヒントに、メンバーたちは、活動の計画を立てていきます。