PLASの現地活動現地レポート

ウガンダレポート|カフェ開業はやっぱり大変!試行錯誤から見えてきたこと

前回の現地レポートでも取り上げた、シングルマザーの生計向上のためのカフェ事業。
なかなか売り上げが伸びずに、四苦八苦している店舗も、もちろんあります。

そんな中でも、一歩一歩、課題に向き合い、歩みを進めています。
今日は、そんな私たちの試行錯誤の様子をお届けします。

事業では、3つのカフェ店舗をオープンし、6人のシングルマザーたちがこれを切り盛りしています。
ウガンダはルウェロ県にある、キゴーグワ、ブカラサ、ルコメラという場所です。

ルコメラのお店の様子
ブカラサのママたち
ルコメラのママたち

まずぶつかったのは、価格設定の壁。
当初はジュース販売を50円~60円程度で予定していました。しかし、中には15円~30円ほどで飲み物を売っているお店もあるのです。
フレッシュなフルーツで、その場で作る手作りジュースとして付加価値を出し、販売する戦略でしたが、状況を見ながら路線変更を加えています。
現在では、原価を抑えながら他店と同程度の価格で販売し、売れ行きが上がってきています。まずは味を知ってもらうことが大切と考え、価格を下げ、少しでも多くの方の手に届け、軌道に乗ってきたら、改めて価格を上げることを検討していきます。

隔週でママたちは打ち合わせを行い、改善を話し合う

また、他のメニューについても検討。現地でより売れるものは何か?を話し合いました。
その結果、地元の定番メニューを販売し、お店を知ってもらう、ということになりました。
マトケというバナナで、ウガンダでは主食として食べられている食事類も販売します。
また、豆類、付け合わせの野菜類、キャッサバ、ヤムイモなどのイモ類の販売もすすめていきます。

お皿などを運ぶママ

こうした試行錯誤の末、キゴーグワでは客単価が直近と比べ倍くらいになり、売上も上がってきました。
また、ブカラサ、ルコメラでは目標としていた売上を1週間で達成できるくらいの売上となってきました。

現地パートナーの担当者とプラススタッフの打合せの様子

軌道に乗せるのは、まだまだこれから、というところですが、ママたちは試行錯誤しながら、ビジネスを体感しながら学び、改善を加えています。
わたしたちは、ママたちのペースに寄り添いながら、この試行錯誤を見守り、サポートしていきます。