PLASの現地活動現地レポート

ケニアレポート|鶏舎建設ですべてを業者には任せない理由とは?

今日はケニアで現地団体ビデップと進めるHIV陽性シングルマザーとエイズ孤児のための生計向上プロジェクトの進捗報告です。
このプロジェクトでは養鶏を営み、その収益で生計を向上させ、子どもたちが学校に通います。
養鶏についての研修を提供し、鶏舎を建設、またヒナやえさなどの初期投資を支援していきます。

また、継続的にフォローアップを行い、養鶏がうまくいっているか、例えば鶏が健康に育っているか、市場で上手に販売できているかなどをみていきます。また、今後は親子に対するカウンセリングも実施していく予定です。

さて、このプロジェクトですが、10家庭について、すでに鶏舎建設を一部開始していますので、その様子をご紹介いたします。


Terrassaさんとその子どもたち(鶏舎前)*未完成です

建設の作業の流れとしては、業者が支柱を立て、屋根を取り付けた後に、ママたちが壁を作る作業をします。
全てを業者に任せるのではなく、自分たちのプロジェクトとして進めていくためにも、建設のプロセスの一部にかかわることが大切だと考えています。
こうした過程で、主体的にプロジェクトを進めていくことができるようになるのです。


Helidaさん宅の鶏舎*未完成です

この壁つくりは、ママたちが3人ほどのグループになり、お互いの家を行き来して協力して作業を進めるため、ママ同士の交流にもなるんです。
壁作業の後に、業者によるドア、フェンスの取り付け作業があります。


Magretさんとその子どもたち(鶏舎前)*未完成です


Millicentさんとその子どもたち(鶏舎前)*未完成です


ママたちが住む地域の様子。田舎です。