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【Weekly News/2007-11-28】ロシア:ストリートチルドレンのHIV感染率が37.4%

今月1日に出版されたJournalAIDSによればサンクトペテルブルクの15歳〜19歳のストリートチルドレンのうち、37.4%がHIV陽性であり、世界的にロシアの若者が最もHIVの脅威に曝されていることが明らかになった。
昨年1月から5月にかけて世界の医療団アメリカ支部(DOW)、米国疾病予防管理センター(CDC)、そしてサンクトペテルブルクのCity AIDS Centerが調査を実施、薬物注射、危険な性行為、ホームレスや孤児である状況などが主な原因とみられている。

新規感染者の約半数が若者
新規感染者の80%が15歳〜30歳という数字が示すように、世界で最も急激にHIV感染が広がっている国の一つであるロシアでは新規感染者のほとんどが若者である。
その中でも、一部、もしくは全ての時間を路上で過ごす若者達に危険が及んでいる。
保護者から見捨てられ、虐待を受け、存在を軽視されやすい彼らは生き残るためにグループを形成し、結果的に性行為や薬物使用などのHIVに感染しやすい行為に至ることが多い。
専門家によると、路上で暮らす若者はサンクトペテルブルクだけでも10,000人から16,000人とされ、ロシア全体では100万から300万人と推測されている。

社会的、行動的、医療的分野のサポートが必要
治療と保護がなされなければ、HIVに感染した若者の大勢は20代で死亡してしまう。
薬物依存症のリハビリ、教育の充実、住居の確保、職業訓練、家庭相談プログラムなどがエイズ拡大と感染の危険性が高い行動抑制のカギとなる。

原題: Study Finds 37.4% HIV Prevalence Among Street Youth in Russia
日付: November 12, 2007
出典: Doctors of the World
URL : http://www.dowusa.org/news/article/russia-study-2007

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