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【Weekly News】南アフリカ:学校に圧し掛かるエイズ

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今、農村部の学校にエイズの矛先が向いている。
農村部にあり就職難にあえぐCalaisの村では
エイズ孤児の数が増えるにつれて学費を支払える家庭が減少し、
さらに子どもたちは唯一の食事を給食に求めているからだ。
「ここに住む人はとても貧しい。その日暮らしが精いっぱいだ」とため息交じりに語るのは
Dindinnie農園小学校の校長、ラボタナさん。
生徒数137名の小さな学校で、生徒の多くは近隣のカトリックセンターから通う孤児たち。
教師はラボタナさんを含め4人しかいない。
「ここにいるのは最貧層の子ども達です。」
生徒の証である制服を着れる子どもはごく少数しかおらず、
村の子ども達のほとんどが片親家庭だという。
子ども自身が家主の家庭も少なくない。
都市部から遠く離れているCalaisに電力が通ったのは昨年。
赤土と岩しかない村には医療機関もなく、
最寄りのクリニックは27km、病院に至っては80kmも離れている。
ラボタナさんが見る最大の問題は教員不足と、いつ抜け出せるか分からない貧困問題だ。
ほとんどの親自身が非識字であるので、教育の重要性を理解するのが難しいという現状もある。
学校と村にさらなる苦しみを与えているのがエイズだ。
「2002年、2003年は大混乱でした」と語るのは副校長のレベペさん。
「多くの人を目の前で亡くしまったので、
それが死の病気であることを自覚できています。」
カトリック教会による抗レトロウィルス薬の導入も死亡率の低下に寄与している。
政府の土地再開拓による農地売却が大規模な失業者を生んだとレベペ、ラボタナ両氏は主張する。
学校も、農園が徐々に閉鎖に追い込まれていくにつれ、生徒が激減してしまった。
村を囲むように広がるマンゴー園も現在は放置されたままだ。
以前は農家の人々が学校支援のためにトラック一杯の果物を子ども達に分け与えることもあった。
「人々は、ほんの少しではあったけれど何かを持っていた。
でも何もかも無くなってしまいましたね」と、ラボタナさんは呟いた。
原題:Rural schools shoulder AIDS burden
日付: 11 September 2007
出典: Health-e

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