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【Weekly News/2007-09-26】ナミビア:Aussenkehrを襲うエイズ

エイズによって増加の一途をたどる疾病率と死亡率がいやおう無しにAussenkehrの人々の生産能力、食料、生活の安全保障を脅かし続けている。
「(エイズの)流行は住民の大半をよりひどい貧困状態に追いやっている」
と町の福祉職員は言っている。

Aussenkehrはナミビアで急成長している町のひとつ。
収穫時期には雇用を見つけようと希望する人々で溢れかえるこの町の季節労働者人口は約2万人だが、そのうち4分の1の人数のみが農業会社に雇われている。
「一度Aussenkehrまでやって来ると故郷に戻るのはとても難しくなる。仕事を得るためには次の収穫時期までここに残るほうが良い。一度家に戻り、再び戻ってくるためには高い交通費が問題だからだ」
とある住民は言う。
結果として多くの者たちは自分たちでなんとか生活費を工面しなくてはならなくなり、時には生きるために手段を選んではいられなくなる。
「この町では人が死に行く傍らで人々は病気を患っています。残された孤児たちの面倒をみたり、彼らを親の郷土に帰還させることなどもチャレンジの一つ」
と職員は言う。

現在、町には60人ほどの孤児と弱い立場にある子どもたちがいる。
彼らは一見して親もなく、生きるすべもなくただ放浪している。
これらの子どもたちは死亡した親たちの死亡証明書などを保持していないことが多く、福祉助成金を受けるのが難しいという問題に直面している。
こうした問題は親が亡くなってすぐに埋葬されるような土地柄では難問だ。
結果として、残された子供が孤児補助金に申請を行う時に両親の死亡を証明できないことが多くKeetmashoopまたはLuderitzなどの遠方の都市まで行かなくてはならない。

孤児や両親の死によって貧困に窮している子どもたちの中で、少女たちの多くは自分や兄弟たち、またよくあることに自分の子どもを支えるためにショッキングなほど早い年齢でセックスへ駆り立てられる。
しかし、孤児の少女たちはさらに悪い境遇になることが多い。
伝統的に社会的に低い地位を占め、性的搾取を受けやすく、身体的特徴から言っても少年たちに比べてHIV/AIDSに罹る可能性が高いためである。
「エイズは改善されつつあった少女たちの状況を逆戻りさせてしまいました。」
「我々は彼らが生きる抜くためのひどい選択肢(時にはそれすらもない状況)を見つめなくてはなりません」
と町の健康オフィサーは言う。
サハラ以南アフリカでは1200万人の少年少女たちがHIV/AIDSによって親を失い孤児となり苦しみあふれている。

原題:AIDS Ravages Aussenkehr
日付: 03 September 2007
出典: New Era

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