PLASの現地活動ケニアプロジェクト-HOPE現地レポート

リチャードくんが熱心に鶏のお世話!その理由とは?

いつもPLASへ温かい応援をいただき、ありがとうございます。

PLASは、HIV陽性のシングルマザーを中心とした貧困家庭が養鶏による生計向上を目指すHOPE事業を実施しています。

今回は、HOPE事業に参加している家庭のリチャード君についてご紹介します!

リチャード君について

リチャード君はHOPE事業に参加する15歳の男の子。

両親はおらず、小さい頃からおばあちゃんと一緒に生活しています。

リチャード君はお父さんが亡くなり、お母さんが姿を消してから、おばあちゃんと弟妹たちと暮らしています。

(左)おばあちゃんと(右)リチャード君

熱心にニワトリのお世話をするようになった理由とは?

HOPE事業は受益者が自立できるように3つのフェーズに分けています。

  • 第1フェーズでは、餌やワクチンなどをPLASが負担します。
  • 第2フェーズでは自立に向け、PLASと受益者の双方が必要品を負担して養鶏を実施し、収入を得ます。
  • 第3フェーズでは、自立と持続性を考慮し、受益者が必要品を購入し、自力で養鶏を実施します。PLASは収入が得られるようにサポートします。

 

リチャード君が第1フェーズで養鶏を始めたばかりの頃、何者かが鶏舎に侵入し、15羽の鶏が盗まれました。

この出来事は彼にとって、大きな衝撃を与え、彼はうつ病になりかけました。

しかし彼は同じことは繰り返さないと決意し、学校がお休みの時は、いつにも増して鶏のお世話をしています。

現在は第2フェーズに入り、順調に鶏たちが育っています。

リチャード君から「自分が大切に育てた鶏を全て売ることができれば、生活の質の向上と学費を支払うことができる。この事業に参加する機会にとても感謝してます。」というメッセージが届きました。

現地パートナー団体のスタッフも驚くほど、リチャード君は学校がお休みの時は、ずっと鶏舎の近くで鶏たちの様子を見守っているそうです。

ケニアではクリスマスの時期に、鶏の販売価格が上がります。

受益者のみんなもクリスマスに育てている鶏を売るために、大切に育てていました。

無事に鶏が売れたよ!という笑顔のリチャード君からの報告が来ることを願っています。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

継続的に活動を応援、支援してくださる方がいらっしゃいましたら、PLASのマンスリーサポーターをお申し込みいただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。