PLASの現地活動ウガンダプロジェクト-SHINE現地レポート

ウガンダレポート|家族と自分のために、事業を通して変化する姿

PLASが2020年の1月から実施しているSHINE事業。

HIV陽性のシングルマザー家庭を対象に、在来野菜の農業技術向上に伴う栄養改善と生計向上を目指しています。

この事業の現在の進捗と共に、収穫した野菜と受益者の栄養改善までをご覧ください! 

栄養への理解を深め、食事を改善

栄養研修では食事の栄養バランスについて学びます。。

子どもたちの低栄養状態の防止方法や三大栄養素を習得し、収穫した野菜を普段の食事に生かしていきました。

その結果、受益者のみなさんの栄養状態が改善していることが確認できました。

確認方法は事業開始前のベースライン調査、事業後のエンドライン調査を行い、それぞれから食料消費スコアを算出しました。算出方法は世界食糧計画(WFP)のFCS Technical Guidanceを参照しています。

ベースライン時の食料消費スコアは75、エンドライン時の食料消費スコアは90で、1.2倍の増加となり受益者の栄養状態が改善されていることがわかりました。

研修後に「バランスの良い食事の絵」を書いてもらいました!

バランスの良い食事が書かれていて、しっかりと研修内容を身につけているのがわかります。

また、「家族の絵」も書いてくれました!

子どもたちの笑顔も素敵ですね!

グループでの貯蓄を行いました!そこで、思わぬ展開が、、⁉

SHINE事業ではグループで子どもたちの教育費や学期の準備のための「グループ貯蓄」を行います。

グループで半年~1年ほどかけてお金を貯めます。

グループ貯蓄の活動と並行して、現地のスタッフと共に農地と種代を貯蓄していました!

実はもともと、これはPLASが計画した活動ではありませんでした。

現地の方々が継続して農業を行うために工夫して行った取り組みなのです。

これにより、自分たちだけで継続して農地を借りることができ、グループ農業を実施することができます!

SHINE事業では半年に1度の農業期サイクルです。

最後の3回の農業期は事業からの金銭的支援なく農地と種を受益者が維持し、農業を続けることができました。

子どもの教育費の支払いができるようになった

栄養研修やグループ貯蓄を通して、受益者やその家族の栄養改善が見られました。また、PLASの研修から学んだことを使って、現地スタッフと共に自分たちで工夫して新たな貯蓄を始め、継続的に農業を行っています。

その結果、教育費の支払いの遅れはあるものの、全ての受益者が子どもの教育費の支払いができるようになりました。

事業開始前は学費を滞納せずに支払い終えることができた人はゼロでしたが、事業終了時には31%の人が滞納せずに支払っています。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

現在PLASでは、9月30日まで「みんなとつくる、アフリカの子どもの未来キャンペーン」を通じて、50名のマンスリーサポーターを募集しています。

継続的に活動を応援、支援してくださる方がいらっしゃいましたら、PLASのマンスリーサポーターをご検討いただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。