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ウガンダレポート|PLAS事業地・ウガンダのルウェロ県の村々をまわって

現在ウガンダへ渡航中のインターン生藤田茜から現地レポートが届きました。

いつも現地からリアルな声を聞かせてくれる彼女ですが、今回はウガンダのルウェロ県から見えた景色や地域の様子を伝えてくれます!

今回も楽しみです!



人々の繋がりが強いまち・ルウェロ県

こんにちは!インターンの藤田です。

 

ルウェロ県では、現地パートナー団体であるヒーレコーズと協働して、CAFE(カフェビジネスによる保護者と子どもへの生計向上支援)とBRIGHT(職のないHIV陽性の若者たちの生計向上を目的とした技術訓練)とSMILE(保護者と子どもへのライフプランニングカウンセリングと農業による生計向上支援事業)という3つの事業を実施しています。

 

現在それぞれの事業について、モニタリングやインタビューのために受益者の村々を日々まわっています。

ヒーレコーズがあるカルレの街を中心に、さながら同心円状に広がっているような村の配置ですが、村によって街の雰囲気や人々の活気などの空気感が少しずつ違うなあと感じます。

 

でも全体の印象としては、とても素朴、そしてその村の中での人々の繋がりが強い!

中心街はお店が立ち並んでいつつも、遠くから人が買いに来るというよりかは、近所に住む馴染みの方がお店に物を買いに来て談笑してから帰るというような、商店街の温かい雰囲気でとてもほっこりしてしまいます。

 

そんな各村について、お届けできればと思います!

現在実施中の事業に参加しているシングルマザーやユースたちが住む村は以下の通りです!

①CAFE:ルセンケ、セミュング、ルウーベ、※マクルビタ(4グループ)

②BRIGHT:マクルビタ、ブシーカ(2つの村)、カインド、※ルウェロ村(2つの村)、※キキュサ、※カラガラ、※ブタンザ、※ジローブウェ(10グループ)

③SMILE:セミュング、マクルビタ、ワルレタ、※ブガヨ(4グループ)

注)※の村は、今回私の方では訪問していない村のため、割愛させていただきます。

 

(写真:ルウェロ県の事業地マップ。赤丸の村が今回訪問した村で、現地パートナー団体のヒーレコーズは黒丸の場所にあります。カルレを中心に事業地が広がっているような印象です!)

 

ルウェロの村々をまわって

①ルセンケ村

 

CAFEのお店がある村の一つで、ヒーレコーズの事務所から最も近い場所にあります。首都のカンパラへ続く幹線道路が比較的近くを走っているからか、たくさんの人も物もが集まっていて活気を感じます!


(写真:カフェのお店がある通り。写真右手のパラソルがある場所にお店があります。中心部から離れた通りで、穏やかです。)

 

(写真:カフェのお店がある通りから、この先奥を少し進むと中心部へ出ます。バイクタクシー(ボダボダ)がよく通っていきます。)

 

②セミュング村

 

CAFEのお店があるほか、SMILEの受益者が住む村です。こちらはカルレからは2番目に遠い場所にあり、車両が通るたび吹きあがる赤土のほこりの中、ゆるやかなアップダウンを繰り返しながら到着します。


(写真:中心部。首都カンパラと北部を繋ぎ栄えているメインロードからだいぶ離れているからか、他の村よりもこじんまりと小さく静かに感じます。)

 

(写真:中心部から歩いて10〜15分程離れた場所にカフェのお店があり、カフェのお店の前の通り。通りかかった方々や子どもたちがスナックを買っていきます。)

 

(写真:SMILEの受益者のお家。お家の入口は扉でなくカーテンで仕切られています。)

 

③マクルビタ村

 

CAFE、BRIGHT、SMILEの受益者が住む村です。カルレから最も離れた地域にあり、受益者はバイクタクシー(ボダボダ)で1時間程、悪路を揺られて研修へ通ってきていました。なかなか大変な道中だったため、モチベーションがあってこそ来れる道のりだと感じました…本当にすごいです!


(写真:家のすぐ裏のキッチン。1つ100シル(3.7円ほど)で売るためのキャッサバフライを奥で作っていました。写真右手にインタビュー中の海外事業担当・藤原)

 

 

(写真:村のヘルスセンター前。ヘルスセンターは、PATH+事業のアドヒアランス研修を行った場所です。)

 

④ブシーカ村

 

CAFEの受益者やBRIGHTの受益者が住む町です。たくさんの人々が集まり、また、住んでいる場所です。BRIGHT事業では、ブシーカ村の2つの地域からそれぞれグループを組んでいます。

 

(写真:お店がとてもたくさん立ち並び、多くの人が行き交う中心部。)

 

(写真:中心部から少し離れるとたくさんの家族が住んでいます。)



⑤ワルレタ村

 

SMILEの受益者が住む村で、道路沿いにはずっとたくさんバナナの木が植わっています。


(写真:村の道路。一軒一軒の距離があるように感じます!)

 

(写真:雨季が始まったこともありさまざまな作物が植えられているお庭。今回訪れたお家はとても広いお庭でたくさん歩きました。)

 

⑥ルウーベ村

 

カフェのお店があります。若者や子どもたちがとてもたくさんいました!

 

(写真:お店はメインの通りから1本裏に入った場所にあります。)



(写真:カフェのお店の入り口。看板があります!すぐ近くに住居があるからか、私たちのことが気になって子どもたちが続々とお店前に集まってきてこっそりと見ていました。振り返ると、すぐ「逃げろ~!」とダッシュ!)

 

⑦カインド村

 

BRIGHTのユースが住んでいて、カルレから比較的近い位置にあります。道路も広くそこまで悪路でなく、恐らく乗り合いバスであるマタツも走っている!?と思われます。

立地的にもう少しお店がたくさんあるかなと思いましたが、こじんまりとまた穏やかな街のようでした。

 

(写真:中心街。BRIGHTのユースを訪問した際の様子。次に訪問する際にはサロンを開業して少し経った頃なので楽しみですね♪)



今回は現在事業を行っている村について紹介しましたが、過去に終了した事業ではまた違った村の方々にも支援を届けていました。

現地のパートナー団体主体でどんどん地域内でPLASの事業の輪が広がっていっているのだなと、PLASが地域のポテンシャルを引き出すよう活動していることの意義を実感しました。

 

 

こうした活動を続けられるのは、みなさんからのご寄付があってこそ。いつもありがとうございます。

継続的に活動を応援、支援してくださる方がいらっしゃいましたら、PLASのマンスリーサポーターをご検討いただけますと幸いです。

 どうぞよろしくお願いいたします。

https://www.plas-aids.org/support/monthlysupporter