現地レポート

ケニアレポート ―事業終了後も活動を続ける保健ボランティア:HIV母子感染予防のための啓発活動事業終了から1年が過ぎて①―

今回と次回に渡り、JICAの助成金で実施した母子感染予防の事後フォローアップについてお伝えします。

プラスでは2011年9月から2014年9月までの3年間、JICAの「草の根技術協力事業」の助成を受けて、ケニアのウクワラ地区でHIVの母子感染予防事業を実施しました。ウクワラ地区では、病院で母子感染予防サービスが提供されているものの、妊産婦検診を受けなかったり、病院外で出産したりすることで、HIVの母子感染が問題となっていました。

妊産婦が医療機関に足を運ばない原因として、地理的・経済的問題の他、HIV/AIDS に対する偏見や、社会文化的要因が挙げられ、医療機関での出産やサービス利用を制限されている状況が確認されました。


地域のコミュニティから保健ボランティアを選出する様子

そこで、地域から選出された保健ボランティアに対して研修を行い、HIVの母子感染予防に関する情報を地域住民に提供できる人材の育成に取り組みました。事業全体では32名の保健ボランティアが育成され、のべ3万人近い地域住民に対し、啓発活動を実施しました。

この事業では、地域で継続的に啓発活動ができる保健ボランティアを育成することを目的にしていましたが、事業終了後に彼らが活動を続けているか気になるところでした。


地域の関係団体に事業の説明をするプラス代表

2015年6月に現地で簡易フォローアップを行いました。その結果、連絡の取れた24名のうち、23名が活動を継続していると回答しました。活動を継続するための経費(交通費や電話代)が不足していると答えるボランティアもいましたが、工夫しながら自分たちのできる範囲で活動を継続していることが確認できました。


保健ボランティアに対するトレーニングの様子

次回は保健ボランティアから見た地域の変化についてお伝えします。

(文責:巣内)

SNSのシェアや「いいね!」が支援になります!
0