現地レポート

ウガンダレポート –プロジェクトが終わった後も続けるモニタリングの意義-

今回は、カユンガグループの養鶏事業のモニタリングについてご報告します。養鶏事業は2013年1月~6月にかけて実施されました。プロジェクトが終わってから2年経過していますが、なぜいまだにモニタリングを継続する必要があるのでしょうか。


カユンガのグループの活動する村(バナナの木の奥に鶏舎があります)

1. 共に「つくる支援」を目指しています!

プラスの活動は、「あげる支援」ではなく「つくる支援」を目指しています。現地の人々との間に依存関係を作らないようにするため、長期的にプロジェクトを実施することはしていません。

パートナー団体と一緒にプロジェクトを実施し、彼ら自身で自立した運営ができるように働きかけます。そのように試みていますが、全てがうまくいくわけではありません。途中で運営できなくなったり、活動を中止してしまったりする可能性があります。

そうした事態を避けるためにも、プロジェクトが終わってからも定期的にモニタリングをするようにしています。事業地を訪れ、顔を突き合わせて話をし、事業がうまくいっているか、課題はあるか、と聞いていくことで、彼ら自信が現状を整理・認識し、必要であれば自ら改善をしていく手助けになると考えています。

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2. 養鶏事業は今!

先日はカユンガグループの養鶏事業のモニタリングをしてきました。養鶏事業では、みなさまのご支援により、新しい鶏舎の建設、会計研修、養鶏研修を実施することができました。今回のモニタリングでは、①鶏舎の維持状況、②会計の状況、③養鶏研修で覚えたことが実践されているかを聞いてきました。


みなさまからのご支援で建てられた鶏舎

鶏舎はご覧の通り、きちんと維持されていました。清潔な状態が保たれていた他、窓の鉄格子も破損はなく、他の動物が入ってくる心配はありません。


鶏舎の中

会計は、会計帳簿を管理していたメンバーが親の介護のために里帰りしていたため、しばらくの間、記録が取られていない状況でした。モニタリング訪問した1週間前にメンバーが戻ってきたため、今後は記録を再開すると言っていました。会計の状況については、次回訪問する際にも確認してみようと思います。


元気に育った鶏

養鶏研修で得た知識はしっかりと定着していました。例えば、ヒナを暖かい部屋で飼育する、定期的にエサに虫下しの薬を追加して与える、鶏を売り切ってから2ヶ月間は鶏舎を空にしてすぐに次の鶏を飼育し始めない等、鶏を元気に育てるための方法は継続的に実行されていました。


ヒナは寒さに弱いため炭ストーブで部屋を暖めています

カユンガグループは、エイズで片親もしくは両親を失ったエイズ孤児の子ども達に制服代や学用品の支援を行っています。メンバーが経済的に安定しているとは言えない中でも、団体の事業収益は支援を必要としている孤児のために使われています。養鶏事業で得られた収益も引き続き地域の孤児50名のために使われていることが今回のモニタリングで確認されました。

プラスでは、みなさまからのご支援の成果が継続して地域に根付くよう、今後もモニタリングを続けていきたいと思います。

文責:巣内

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