現地レポート

ケニアレポート -ウクワラでまかれている変化の種-

こんにちは!キスム事務所インターンの向井奈都子です。インターン開始から、早くも折り返し地点である3ヶ月が経とうとしています。
今回の現地レポートは、私が啓発リーダーたちと関わる中で感じたことをお伝えしたいと思います。

プラスでは一か月に一度、各地区で集まり、前月の啓発活動における課題と成果を啓発リーダー間で話し合う月例反省会というものを行っています。

月例反省会の様子。

様々な課題や成果が出る中で、ある地区のFさんからは、このような成果が伝えられました。
「地域住民から要望があったため、土曜日であったが自主的に啓発活動を彼らに対して行った。」

プラスでは平日の啓発活動にのみ、活動にかかる交通費と通信費を啓発リーダーに支給しており、土曜日と日曜日に活動を行ったとしても、啓発リーダーたちはそのお金をプラスから受け取ることができません。

多くのケニア人は日本人と比べると収入も少なく、決して裕福ではありません。ケニアで生活していると、外国人というだけでお金を持っていると思われ、道を歩いていてお金を要求されることもあります。また地域住民の中にも、プラスから何かしら金銭的、物的支援を期待している人もいます。

そのため、お金をもらえる、もらえないに関係なく啓発リーダーが地域住民のために啓発活動を自主的に行ったことを、私はとても嬉しく感じました。

エイズ孤児をなくすため、HIV/エイズに苦しむ人をなくすため、正しい情報を地域住民に伝えていくことは非常に重要です。その重要性を、啓発リーダー自身が活動する中で感じとってくれたのではないかと思います。

また、啓発リーダーの一人であるSさんは、プラスの啓発リーダーとしての活動がきっかけとなり、大学で地域開発について勉強したい、という思いを持つようになりました。金銭的に決して余裕があるわけではないため、自分の教育費を集めるためのイベントを開くなどして、なんとか費用を集めようとしています。その「学びたい」と強く思う気持ちに胸を打たれました。

大学で学びたいと語るSさん。

ウクワラ地区でのプラスの母子感染予防事業は、9月でプラスからの支援としては終わりを迎えます。しかし、プラスの活動は確実にこの地区に前向きな変化の種をまいていると実感しています。事業終了後も、啓発リーダーたちが自分の地域のために自主的に行動していってくれることを願っています。

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