現地レポート

ケニアレポート -ケニア事務所に新しい仲間が加わりました!-

12月より、プラスケニア事務所に新たな仲間が加わりました!
新しいスタッフの名前はトビアスといい、過去の母子感染予防事業でもお世話になっている専門家で物腰の柔らかい男性です。

参加者から質問を受けるトビアス

彼は母子感染予防事業の啓発リーダーを育成するためのトレーニングの設計が担当で、来年1月に始める予定のトレーニングに向け一緒に準備を進めています。

啓発リーダーの役割は、住民に母子感染予防についての情報を知らせ、理解を深めてもらうことです。そのため、啓発リーダーたちを育成するためのトレーニングでは、啓発リーダー自身が母子感染予防プログラムについて正確に理解するだけでは足りず、理解した上で住民にわかりやすく説明できるようになるところまで達成することが目標です。
このような啓発リーダーの役割を考慮した上で、住民にとって難しい用語や概念をやさしい言葉や例を用いて説明できるよう、専門家と細かい打ち合わせを重ねていきます。

参加者に熱心に説明しています

トビアスは保健分野についての知識もさることながら、“地域住民が自立できる活動”の仕組み作りにもとても理解があり、地域住民による母子感染予防啓発リーダーの選出会議にも進んで見学に来てくれています。トレーニングの設計をする際に“地域でどうやって啓発リーダーが選ばれているのか”という事業の根幹にまで目を向けてくれる専門家はあまりいるものではありません。今後のトビアスの活躍に期待が高まります!

(文責:谷澤明日香)