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【Weekly News/2008-02-20】ナイジェリア:2010年、エイズ孤児は820万人に

ナイジェリア国内において、HIV/AIDSが原因で孤児になった子どもが2010年には820万人に達する見込みであることを世界保健機関(WHO)が発表した。
また、世界では1億2600万人がHIV/AIDSが原因で死亡するとし、18歳未満のエイズ孤児は6900万人に増加するとされ、ナイジェリア国内のエイズ孤児が世界の1割弱を占める見込みであることがLeadership紙の取材で明らかになった。

2003年時の調査ではナイジェリアには約700万人の孤児がおり、そのうちHIV/AIDSで孤児になった子どもは全体の26%にあたる180万人であった。
この統計が示す近年のエイズ孤児急増は多くの子ども達が貧困、病気、暴力、性的虐待、人身売買などに対して非常に脆弱である上、教育にアクセスすることも困難である現状が原因と見られている。

ジガワ州女性問題・社会開発局委員のHajiya Fatimaさんは国や市民社会が目先の利益ばかりを追求し、未来を担う子ども達の保護計画から目を背けていると指摘する。
国の「孤児と弱い立場にある子どもたち(OVC)」支援機関でさえもエイズ孤児を含むOVCの統計や信頼たり得るデータを管理していない。
その結果、有効な対策を打ち出せないでいる。
Hajiya Fatimaさんはこうした実情を踏まえ、全国的なOVC調査の実施が必要だと訴えている。

原題: HIV Will Claim 8.2m By 2010, Says WHO
日付: Feb 18, 2008
出典: Leadership
URL : http://www.leadershipnigeria.com/product_info.php?products_id=22541

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