メールマガジンバックナンバー

エイズ孤児の今がわかる!PLASメールマガジン018(2007-12-22)

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P ┃L ┃A ┃S ┃ https://plas-aids.org/blog/
━┛━┛━┛━┛     2007/12/22 第18号
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□■□    エイズ孤児の今がわかる!
■□    PLASメールマガジン

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INDEX
□「エイズ孤児募金」のお知らせ
■事務所開設のお知らせ
□ハロウィンパーティを開催
■【講演会】「人間の安全保障からみたアフリカ」にてケニア事業地の事例
を報告いたしました
□東京FMに事務局長の門田が出演しました!
■最新エイズ孤児関連ニュース
●ナミビア:政府がエイズ孤児支援にN$2億
●ウガンダ:HIV/AIDSのカリキュラムを小学校で実施
●ジンバブエ:HIV/AIDS感染率が低下
●ロシア:ストリートチルドレンのHIV感染率が37.4%
□編集後記
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□■エイズ孤児募金のお知らせ

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☆10 月31 日〜12 月25 日の募金キャンペーン☆

□■コインがつなぐあなたと子ども□■

−現在世界では、14 秒に1 人の子どもがエイズにより親を失っ
ています−

エイズ孤児支援NGO PLAS では、10 月 31 日から12 月25 日まで
ハロウィン〜クリスマス
までの募金キャンペーンとして、「コインがつなぐあなたと子ども!
エイズ孤児募金」を
行っています。

□■エイズ孤児募金概要
エイズ孤児を知っていますか?
エイズ孤児とは両親、または片親をエイズで亡くした、
18歳以下の子どもを指します。
現在全世界のエイズ孤児の数は約 1500 万人といわれ、
その内サハラ以南のアフリカ地域のエイズ孤児が 1230 万人
といわれています。

エイズ孤児募金は、PLASが活動を行っているウガンダとケニアの
子どもたちへ就学支援とその地域でのエイズ啓発活動をするために
行います。
子どものためのイベントであるハロウィンからクリスマスまで、
子どものプレゼントとして募金をしていただき、みなさまの優しい
気持ちを子どもたちに届け、
みなさまと子どもたちをつなごうというものです。
集まった募金はエイズ孤児の就学支援や地域でのエイズ啓発活動事業に
使われます。

□■ 期間・目標金額
2007 年10 月31 日〜12 月25日
目標金額は100 万円です。

□■ 寄付振込み先
三菱東京UFJ 銀行西荻窪駅前店(普)1061291
口座名:PLAS 代表 加藤琢真
フリガナ:プラスカトウタクマ

□■街頭募金
「エイズ孤児募金」では以下の日程で街頭募金を行います。

11月30日(金) 19:00〜21:00 六本木交差点にて行いました
12月17日(月) 19:00〜22:00 六本木交差点にて行いました
12月23日(日) 13:00〜17:00 JR 新宿駅前近く

11月30日(金)に実施した街頭募金の報告をさせていただきます。

手足が冷える寒さの中、19:00〜21:00の約2時間に渡り、
六本木交差点(外苑東通りを挟み二ヶ所)で街頭募金活動を行いました。
交差点ということもあり、人通りは多かったのですが前半は募金して
いただける人が少なく、参加者が不安になることもありました。
ただ金曜日ということや寒い中声を出し続ける様子を見て時間が
経つにつれ少しずつ協力してくれる人が増え、最終的に35、078円
の募金が集まりました。

募金の協力を募るだけでなく12月1日が世界エイズデーであること、
14秒に1人のアフリカの子供がエイズで親を失っているという事実を
声を張り上げ伝えました。
またこの様子をOh my Newsから取材を受け以下のHPで見ることが出来ます。
http://www.ohmynews.co.jp/news/20071130/17957

□■ 報告について
当会HPとメールマガジンにて活動のご報告をいたします。

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□■11月30日(金)に街頭募金を実施しました!

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手足が冷える寒さの中、19:00〜21:00の約2時間に渡り、
六本木交差点(外苑東通りを挟み二ヶ所)で街頭募金活動を行いました。
交差点ということもあり、人通りは多かったのですが前半は募金して
いただける人が少なく、参加者が不安になることもありました。ただ
金曜日ということや寒い中声を出し続ける様子を見て時間が経つにつ
れ少しずつ協力してくれる人が増え、最終的に35、078円の募金
が集まりました。

募金の協力を募るだけでなく12月1日が世界エイズデーである
こと、14秒に1人のアフリカの子供がエイズで親を失っていると
いう事実を声を張り上げ伝えました。
またこの様子をOh my Newsから取材を受け以下のHPで見ることが出来
ます。
http://www.ohmynews.co.jp/news/20071130/17957

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□■12月17日(月)に街頭募金を実施しました!

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11月30日同様、19:30〜21:30の約2時間にわたり、
六本木交差点にて第2回目の街頭募金を実施しました。
この日も寒さの厳しい中行いましたが、多くの方のご協力により総額
11、722円の
募金が集まりました。11月30日に比べ人通りも少なく、月曜日という
こともありましたが
多くの方が私たちの言葉に耳を傾けてくださったりました。
ありがとうございました。

次回は12月23日に新宿駅東口付近で行う予定です。多くの方に
ご協力いただけますよう、
よろしくお願いいたします。

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□■事務所開設のお知らせ

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この度、エイズ孤児支援NGO・PLASは目黒に事務所をオープン
しましたのでここに報告します。
今まで、本当に多くの方に出会い、支えられ、感化され、
ここまで運営することができましたことを
感謝すると共に、今後ともエイズ孤児のために、スタッフ一同精進
していきますので、ご協力と応援を
よろしくお願いします。
ご用の際はお気軽に事務所をお訪ねください。

■住所 品川区上大崎3−14−50クリエイト目黒2F2A
■アクセス JR目黒駅東口徒歩6分

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□■ハロウィンイベントを開催

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10月31日、ハロウィンパーティーと PLASのコラボレーション
イベントとして
PLASチャリティーイベントが中野のnakanofで開催されました。
当日は40名を超す方々にご来場いただき、仮装やお酒などで楽しむ一方、
イベント中にエイズ孤児に
ついて、PLASの団体紹介、現地の写真掲示などを行いました。
こうした試みはPLASとして初のことであり、模索しながらのイベント
でしたが、参加者からは
「興味を持てた」や「自分もなにかしたい」という声が上がりました。

イベントの収益より、合計で23000円のご寄付をいただきました。
誠にありがとうございました。

このハロウィンイベントを皮切りに「コインがつなぐあなたと子ども!
エイズ孤児募金」が
スタートしました。みなさまのご寄付はエイズ孤児の子どもたちのため
に使われます。
どうぞご協力よろしくお願いいたします。

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□■【講演会】「人間の安全保障からみたアフリカ」にてケニア事業
地の事例を報告いたしました

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【講演会】「人間の安全保障からみたアフリカ
〜この子どもたちの未来はどうなるのか?〜」が
JICA横浜にて行われ、事例報告者として事務局長の門田がアフリカ
のエイズやエイズ孤児の状況を
事業地のケニアを例にお話しました。

明治学院大学国際平和研究所所長の勝俣誠先生より、「人間の安全保障」
についてわかりやすく
説明がありました。勝俣先生は「人間の安全保障」が重要視される一つの
要因として、地域から人々の
生活を改善する視点があると指摘され、その例としてケニアの事業地の
地域の現状や住民らの
取り組みについてを門田からご紹介しました。

当日は参加者から、現地の方々の生活ぶりに関する質問からマイクロ
ファイナンスについてなど、
大変活発な質問がありました。
ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。

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□■東京FMに事務局長の門田が出演しました!

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東京FMの番組、wouderful worldに事務局長の門田が出演しました。
11月13日の放送にて、当会の紹介やアフリカのエイズ孤児の現状を
お話しました。

※東京FMのスペイン坂スタジオでは、10月15日からクリスマスの期間
までに訪れたゲストが
クリスマスツリーにメッセージを書いたオーナメントを飾る、
「Tree of Love -think about AIDS-」
を行っています。

掲載ページ⇒http://www.tfm.co.jp/ww/tree/0711.html#071113_2
Tree of Love⇒http://www.tfm.co.jp/ww/tree/0711.html

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□■最新エイズ孤児関連ニュース

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●ナミビア:政府がエイズ孤児支援にN$2億

政府は国内に存在する12.8万人のエイズ孤児支援のため、
総額で2090億ナミビア・ドル(約303億ドル)の5ヵ年計画を発表した。

5つの活動が盛り込まれているこの計画には
孤児と弱い立場にある子どもたち(OVC)の保護、教育、
そして教育を受ける機会について、2010年までの改善計画が含まれている。

7万6千人のOVCに対して社会福祉助成金を
交付している男女共同参画・児童福祉省は、
現在登録済みのOVCの50%にも支援の方針を打ち出した。
また、今後は永続的な特別委員会を設け、
その管理下で全てのOVC対策事業を担当するとしている。

予算総額の半分以上を占める1240億ナミビア・ドルが
2010年まで、OVCの保護とサポートに充てられる。

現在、国内のHIV感染者とエイズ患者は23万人にのぼり、
そのうちの17万人は子どもである。
年間1万1千人の親がエイズで亡くなっていることが
エイズ孤児の増加原因となっている。

原題: Govt commits two billion for orphans
日付: Octoboer 12, 2007
出典: The Namibian
URL : http://www.namibian.com.na/2007/October/national/07C069D8F2.html

●ウガンダ:HIV/AIDSのカリキュラムを小学校で実施

サバンナ・サンライズ・クリニック(SAS)がウガンダでのHIV感染率を
1%以下に
低下させることを目的としたカリキュラムを新たに盛り込んだ
「教育で免疫性を与える戦略」(IBES)をスタートした。
現在まで、カンパラにある36の小学校から、1万8千人の児童が
IBESが適用された教育を受けている。

「ABC戦略(禁欲、誠実、コンドーム使用)は
性的に活発な時期にある成人の行動を対象とした戦略でした。
今必要とされているのは、子どもを対象とした戦略。
IBESによって、今後10年でHIV感染率を現在の6.4%から1%以下に低下
させることができるでしょう。」
こう語るのはIBESを考案し、SAS財団の創設者でもあるムフムザ医師。

IBESは生後6ヶ月から14歳の子どもたちを対象としており、
通常の小学校教育課程と並行して行われる形で、
生活に必要な主体性、目標設定、チームワーク、リーダーシップ、
コミュニケーション力などが養えるカリキュラムが組まれている。

親や保護者もカリキュラムに参加可能な形式を取っている。
子どもは定期的にアンケート質問事項を家に持ち帰り、
それぞれの項目を親と相談しながら記入することになっており、
そうすることで親が性教育を行いやすい環境を作るためだという。

「子どもは仲間からの影響で危険な性行動を起こしてしまうことがあります。
そこでIBESは、純潔であることや安全なセックスといった、
ポジティブな考えを同年代で共有し得るような世代を送り出すことを目指しているのです。
そして、このような世代によって、子ども達が麻薬やアルコール、セックスなどから
遠ざけることができるのではないでしょうか」と、SAS財団の重役であるルバイザ師は語る。

保健省によれば、年齢が15歳に達するまでに、15%の若者が性交渉を持つという。
また、エイズ啓発が盛んに行われているウガンダであるが、
実情としては30%の若者しかHIV/AIDSの認識を持っていない。
子どものHIV感染の大半が母子感染によるものだ。
そして、200万人の子どもがエイズで両親を失い孤児になっており、
貧困によって食事も教育も満足に与えられない現状がある。

原題: New School Curriculum to Fight Aids Launched
日付: Octoboer 30, 2007
出典: New Vision
URL : http://allafrica.com/stories/200710310033.html

●ジンバブエ:HIV感染率が低下

ジンバブエのHIV感染率が低下を続けており、
18%だった去年から、現在は16%までに減少している。
保健大臣は、それでも警戒するべき数字である、と
順調な低下におごることなく語った。

過去6年間、HIV感染率は継続して低下している。
15〜49歳のHIV感染率に限れば、
昨年の18.1%から15.6%に抑えることを実現している。
経済的低迷が続いていたジンバブエだが、数字が表わすように、
アフリカ大陸でHIV/AIDS対策に成功した数少ない国の一つとなった。

保健省職員によれば、
コンドームの使用と性交渉のパートナーを限定することを
促進した政府のプログラムが功を奏しているのだという。
抗レトロウィルス薬(ARV)の普及も成功を後押ししている。
エイズが原因で死亡する一週間での人数は、
4人に1人がHIVに感染していた90年代の2,500人をピークに、
2,214人にまで低減させることができている。

しかしながら、ジンバブエにおけるARV普及は
経済危機が原因の深刻な外貨不足に疎外された経緯がある。
現在、ジンバブエには130万人のHIV感染者がいるうち、
8万6千人がARVによる治療を受けているが、
治療が必要な26万人の人々にはアクセスできない状況がある。

昨年ユニセフは、エイズ孤児が占める人口の割合はジンバブエが
世界で一番高いとし、4人に1人の子どもが片親、
もしくは両親をエイズで失っているという。
同時に、90%もの孤児が拡大家族に引き取られ、保護されていることから、
ジンバブエがエイズ孤児や弱い立場にある子ども達へのケアにおいて
世界をリードする立場にあるとしている。

原題: Zimbabwe AIDS prevalence rate falls further
日付: November 1, 2007
出典: Reuters
URL : http://www.reuters.com/article/latestCrisis/idUSL01605086

●ロシア:ストリートチルドレンのHIV感染率が37.4%

今月1日に出版されたJournalAIDSによれば
サンクトペテルブルクの15歳〜19歳のストリートチルドレンのうち、
37.4%がHIV陽性であり、世界的にロシアの若者が最もHIVの脅威に
曝されていることが明らかになった。

昨年1月から5月にかけて
世界の医療団アメリカ支部(DOW)、米国疾病予防管理センター(CDC)、
そしてサンクトペテルブルクのCity AIDS Centerが調査を実施、
薬物注射、危険な性行為、ホームレスや孤児である状況などが
主な原因とみられている。

新規感染者の約半数が若者
新規感染者の80%が15歳〜30歳という数字が示すように、
世界で最も急激にHIV感染が広がっている国の一つであるロシアでは
新規感染者のほとんどが若者である。
その中でも、一部、もしくは全ての時間を路上で過ごす若者達に危険
が及んでいる。
保護者から見捨てられ、虐待を受け、存在を軽視されやすい彼らは
生き残るためにグループを形成し、結果的に性行為や薬物使用などの
HIVに感染しやすい行為に至ることが多い。
専門家によると、路上で暮らす若者はサンクトペテルブルクだけ
でも10,000人から16,000人とされ、
ロシア全体では100万から300万人と推測されている。

社会的、行動的、医療的分野のサポートが必要
治療と保護がなされなければ、HIVに感染した若者の
大勢は20代で死亡してしまう。
薬物依存症のリハビリ、教育の充実、住居の確保、
職業訓練、家庭相談プログラムなどが
エイズ拡大と感染の危険性が高い行動抑制のカギとなる。

原題: Study Finds 37.4% HIV Prevalence Among Street Youth in Russia
日付: November 12, 2007
出典: Doctors of the World
URL : http://www.dowusa.org/news/article/russia-study-2007

https://plas-aids.org/blog/cat8/weekly_news_update/

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□■編集後記

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エイズ孤児支援NGO PLASでは今月12月で2周年を迎えました。
多くの支援してくださる方、ボランティアの皆様により2周年を
迎えたこと心より感謝しております。
今回、「エイズ孤児募金」も12月25日まで行っております。
3年目もエイズ孤児のために全力を尽くして事業を進めてまいり
たいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
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PLASのHP
https://plas-aids.org/
PLASや、PLASの事業、当MM等に関するご意見・質問はこちら
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mixiのコミュニティーのページ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=555240
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