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【Weekly News/2007-01-04】南アフリカ:包皮切除がエイズ対策予算の削減に

HIVに感染する可能性を低下させると示された男性器の包皮切除は
エイズに見舞われたアフリカで莫大な金額を節約することができる、と新しい研究が示した。
男性器の包皮切除がHIV感染の機会を最大で60%低下させるとの研究報告がされて以来、
包皮切除はエイズと戦うための新たな戦略と注目されはじめている。
ヨハネスブルグ郊外でこの研究をしているカーン研究員は
1,000人に包皮切除を施せば、20年で300人ほどの新規HIV感染者を出さずに済むという。
エイズ患者の治療費に換算すれば240万ドルを節約することになる。
「包皮切除は効果的な戦略であり、予算もかからない。
サハラ以南の国々に実施すれば、10年で最大50億ドルの節約になるでしょう」とカーン研究員はいう。
包皮切除をエイズ対策の新たな扉と歓迎している研究者がいる一方で、
いくつかのアフリカの政府は、部分的なHIV予防でしかないと注意深く反応している。
公衆衛生の専門家は、男性器の包皮切除の促進が
コンドームの使用や性交渉相手の制限などの
他のエイズ予防戦略を混乱させる恐れがあると警告する。
「深刻な病気で治療が非常に高価なため、コスト削減に関してHIVは特に魅力的。
そういう意味で、男性器の包皮切除は他のHIV予防戦略に比べかなり良いように見えます」
とカーン研究員は語る。

原題: Circumcision could save money in AIDS-hit Africa
日付: December 25, 2006
出典: Reuters
URL : http://today.reuters.com/news/articlenews.aspx?type=healthNews&storyID=2006-12-26T010300Z_01_L25164827_RTRUKOC_0_US-AIDS-SAFRICA-CIRCUMCISION.xml

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