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【Weekly News/2006-12-13】ウガンダ:容易な実施のために児童法修正を

児童法2004は子どもを取り巻く状況と彼らの保護に関する主要な法律である。
この法律は児童の保育、保護、および扶養に関連するすべての法律を統合するのを目的とされた。
また、法律に抵触する子どもたちが公平に扱われるよう、気兼ねなく利用できる施設を設立することを求めた。家庭児童裁判所や少年拘置所などである。
この優れた法律にもかかわらず、ウガンダは子どもの権利に対する侵害がアフリカ諸国で最も多い国の一つである。
虐待を受けた子どものほんの僅かしか法によって救済されていない。
7月にロイターが実施した調査では、戦争や性的虐待、また労働などにより、ウガンダが子どもにとって最も危険な場所のひとつと格付けされた。
部分的にであれ、これは児童法の持つ抜け道のせいだろう。
ウガンダ法改正委員会による児童法構想論文には、法の実施が様々な理由で害されていると述べている。設立された施設内での不十分な人的資源や財源、子どもの権利に対する社会の否定的態度などが挙げられる。
別の弱点はこの法律がウガンダで一般的な児童労働や児童売買など、いくつかの児童虐待を黙殺している事にある。
この他にも児童虐待と保護に関連する重要な問題が持ち上がってきている。
児童買春、難民児童、およびHIV/AIDSによって影響された子どもたちなどだ。
しかしながら、法律で守られている範囲でさえ、子どもの権利が保障されるために少しの努力しかなされていない。
例えば、児童法第13条は家庭児童裁判所(FCC)が全ての地域に設立される事を規定している。
しかし、そのような法廷は国内には一つしかない。
これは子どもによる法廷へのアクセスを制限するだけでなく、彼らが抱える問題の把握、管理を妨げている。
また、児童法は法律に抵触した子どもたちを扱う少年拘置所の設立を求めている。
児童法第91条は、「子どもが保釈されなければ、法廷は再拘留か、法廷と同地域にある少年拘置所にて収監を言い渡すことができる」、とある。
だが多くの地域では限られた財源のために少年拘置所がない。
その結果、多くの子どもが警察の独房や成人が入る刑務所などに収容されている。
児童法が容易に実施されるために法の修正が必要とされている。
原題: Amend the Children Act for easy implementation
日付: December 3, 2006
出典: The New Vision
URL : http://www.newvision.co.ug/D/8/459/535717/children%20act

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