PLASの現地活動現地レポート

ウガンダレポート|アイシャの苦悩 ~わたしたちにできることは~

PLASはウガンダでHIV陽性のシングルマザーを対象に生計向上のためのプロジェクトを行っています。

このプロジェクトでは、12名のシングルマザーが研修で技術を身に着け、グループでビジネスをはじめます。

2019年1月には3期生を迎えました。
現在は研修を終えて、HIV陽性のシングルマザーたちは3人組のグループをつくって路上でカフェビジネスをはじめています。

写真は、左から)海外事業マネージャー、マグレットの娘、マグレット(受益者)、ユダヤ(現地パートナースタッフ)、ジェニファー(受益者)

コンビネーションが光るカフェグループ

グループや地域によって、雰囲気や売上が異なり、彼女たちの強みを活かして、継続的にビジネスができることを目指しています。今まで農業で少額した現金収入がなかったシングルマザーがカフェビジネスで収入を得るようになり、子どものランチ代を期日通りに払えるようになったり、今まで我慢していた石鹸などのちょっとした日用品を買えるようになりました。

 

このプロジェクトで2017年10月にスタートした2期のグループで、とても順調でグループ3人が協力して安定したビジネスができているグループがあります。

「ブスラ」という地域で、大きな国道に面した街でカフェをオープンさせたグループです。

写真は、パートナー団体スタッフとブスラのシングルマザー二人と。

わたしが訪問ときに一番驚いたのが、このグループメンバーのコンビネーション力!

3人のうち、1人はバケツにドーナッツを入れて隣街に売りに行き、残り2人でお店を切り盛りします。

アイシャ(写真手前)が料理をしていて、ザイナ(写真奥)がお客さんの使ったお皿を手際よく洗います。

お客さんを待たせることなく、ごはんを出して、売上の記録も行っていました。

写真は、カフェで出しているごはん:豆のスープと、マトケ(バナナ)、ポショ(トウモロコシの粉を練ったもの)、さつまいも、お米

働き者のアイシャが入院…必要な支援とは

ところが、最近になって、働き物のアイシャが入院したと現地スタッフから報告がありました。

 

話を聞いてみると、彼女は抗HIV薬を飲んでいなかったため、体調不良になったということでした。

最初は真面目で収入も安定しているアイシャが「なぜ薬を飲んでいなかったのか」と疑問を感じました。

抗HIV薬ヘルスセンターで無料で配られているため、薬は手元にあり、多少の収入があれば、食料も買うことができ、栄養を取りながら、服用できます。

 

「どんな状況があったんだろう…」と、想像しました。

毎日毎日、アイシャは自分が健康だと感じても、一生飲み続けなければいけないというストレスとプレッシャーがあるのではないか。

毎日毎日忘れずに薬を飲んで、忙しくても薬がなくなればヘルスセンターまでお金を払って、薬をもらいに行かなければなりません。

そういった環境に疲れてしまったのではないか。

 

彼女に必要な支援とは、何でしょうか。

”家族が薬の時間になったら、声を掛けてくれる”
”近所の人が体調を気にかけてくれる”

生活の中で小さなことが彼女の生活を支えるのではないかと、現地のパートナー団体のスタッフと話合いました。

来月8月に現地渡航の予定なので、アイシャのサポートについてどんなことができるか、本人と一緒に考えたいと思います。

写真は、左から)アイシャ、4ヵ月のアイシャの子ども