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【Weekly News】UNAIDS、同性愛者のエイズと人権問題について提言

UNAIDS (国連合同エイズ計画)の事務局長、Michel Sidibe氏は、9月にワシントンD.C.で開催されたHIV、人権問題、同性愛者に関するフォーラムに参加した。社会的性的弱者(同性愛者含む)に関する政策を検討する作業部会に加え、アメリカの下院議員2名らも参加した。
世界のいたるところに差別的な政治政策や社会的偏見が存在する。そのため、同性愛者やその他の社会的性的弱者がHIV感染防止や治療などの支援を受けるのは依然として難しい。この問題に正面から立ち向かい、2010年までの目標である”universal access” (誰もが感染予防プログラムや治療に手が届く状況)をなんとしても実現させたい、Sidibe氏はフォーラム開催に際してこのように強調している。
会議では次のようなことも話し合われた。同性愛者のHIV感染拡大が世界中で叫ばれる中、米国の政策決定者やエイズ関連団体は、PEPFAR(米国大統領によるエイズ救済緊急計画)支援対象国における“同性愛者のエイズ問題”にどのように向き合うことができるのか。そして、同性愛者のHIV感染予防のために、どのような方法でサポートするのが適切なのか。同性愛者のHIV感染拡大は、エイズ問題について議論する上で今や目を背けることのできないくらい重大な課題なのだ。
UNAIDSによると、国によってその比率に差はあるものの、世界のHIV感染者の5〜10%はコンドームを使用しない男性同士の性行為によるものだという。この感染経路は先進国に顕著なHIV感染ルートである。
世界中の多くの地域で同性愛はタブー視されている。そのため多くの同性愛者は自分たちの性行動を隠してしまい、彼らの女性パートナーたちをもHIV感染リスクにさらしてしまっているのだ。“同性愛者へのエイズ関連支援は彼らのHIV感染率を下げている”という調査報告もある。しかし、社会的偏見や差別が存在するために、“同性愛者だと気づかれたくない”との思いから支援を受けるのを拒む人も多いという。
HIVに関するフォーラムは以前から開催されているが、同性愛者のエイズ問題をテーマにするのは今回が初めてだった。10月、UNAIDSとその協力機関は、同性愛者、薬物注射使用者、性労働者などHIV感染リスクの高い人たちに焦点を当てた話合いの場を設ける考えだ。10月15日には性労働者に関する政策会議も開催される予定。差別などから社会的に厳しい立場に置かれている人々にも、人間としての権利が等しくある。その事実を、今一度認識するべき時がきているようだ。
(訳:大場菜生子)
原題: UNAIDS Forum on HIV, Human Rights and Men Who Have Sex with Men
日付: September 17, 2009
出典: UNAIDS
URL : http://www.unaids.org/en/KnowledgeCentre/Resources/FeatureStories/archive/2009/20090917_MSM_Forum.asp

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