「あげる」支援ではなく、ともに「つくる」支援

PLASのエイズ孤児支援活動は、現地の人々が立ち上げて運営するNGOや地域の共助団体との協働事業です。
「パートナー団体」と呼ぶ彼らは、県やコミュニティを単位として活動し、地域の人々の生活を支えています。

他国の国際組織とも協働実績もある大きな団体から地域のHIV陽性者で集まった小さな団体まで、大小さまざまな団体が存在しますが、PLASでは綿密な現地調査のもと、地域との関係性の強さや会計の透明性・めざす方向性や価値観の重なりといった独自の項目をもとに、協働する団体を選定しています。

PLASが大切にするパートナーシップ

PLASがパートナー団体と協働するうえで大切にしているのは、一方から"あげる"のではなく、

現地の人達が自立してHIV/エイズと共に前向きに生きてゆける環境をともに"つくる"こと。

  • 関係性:相互の意思を尊重した、対等なパートナー関係を目指すこと
  • 自立性:一方的に依存しない、パートナー団体の自立と成長を促すこと
  • 技術性:お互いの強みを活かし、現地の人々による主体的な問題解決を促すこと

この3つをポリシーとして現地の力を信じてPLASの団体としての成長にも努めながら、

エイズ孤児を抱える家庭の大人、エイズ孤児たち、それを取り巻く地域の人達や行政、

それぞれに対してパートナー団体と共に働きかけることで、"成果(ソーシャルインパクト)"を最大化し、エイズ孤児たちがみずから未来を切り拓ける社会を実現することを目指しています。

PLASのパートナー団体

♣カユンガ(ウガンダ)

正式名称:Kayunga Friendship and Development Association

HIV陽性シングルマザーを中心に1999年に設立された自助組織。約40名が活動し、農作物や養鶏の収益を貧困家庭の子どもたちへの教育支援に充てています。
PLASとは2013年から協働し、ペーパービーズ事業や養鶏事業を実施してきました。現在は野菜栽培と販売による生計向上支援を行っています。
リーダーのジョイ氏は、「HIV陽性でも正しく治療をすれば他の人と変わらずに明るく健康に生活できる」という思いで活動をけん引しています。

♣マルチパーパス(ウガンダ)

正式名称: Nyimbwa Multi-purpose Organization of PLWHAs

2002年にHIV陽性者の支援団体として設立されました。職員8名。ルウェロ県(人口約49万人)全域をカバーし、傘下に32の陽性者サポートグループがあります。HIV陽性者が治療にアクセスするための支援や予防啓発などを行っています。PLASとは2014年からパートナーを組み、現在はカフェ運営による生計向上支援を行っています。
代表のムシシ氏のもと、HIV/エイズに命が脅かされることなく人々が人生を享受できる社会をめざして活動しています。

♣ヴィアジェンコ(ケニア)

正式名称: Viagenco Community Development & Support Organization

1997年にCBOとして発足。貧困やHIV/エイズに影響を受ける家庭の生計向上のために活動しています。初等学校と診療所を運営し、孤児は無料で通うことができます。
代表のベンソン氏を中心に20名の職員が活動する財政的にも安定した団体です。PLASとは2016年からパートナーを組み、ライフプランニング支援や生計向上支援を行っています。ライフプランニング支援では、カウンセラーとして育成されたヴィアジェンコ職員たちが事業を支えています。

♣ビデップ(ケニア)

正式名称:Bessa Integrated Development Programme

2005年に地域のエイズによる影響を減らすために活動を始めました。4名の職員と7つのHIV陽性者サポートグループに約200名のメンバーが在籍しています。
主な活動として、HIV予防啓発、母子感染予防、カウンセリング、HIV検査、青少年支援を行っています。PLASとは2016年からパートナーを組み、養鶏事業とライフプランニング支援を行ってきました。