子どもが3歳になって~わたしの「ワーク・ライフ・バランス」


先月、子どもが3歳になりました。

プラスで本格的に働きはじめた頃、息子は0歳。
夜泣きをあやしながら朝をむかえ、保育園に送って、眠気と闘いながら仕事して、お迎えに走り、帰宅してご飯を作って、寝かしつけて、夜中まで仕事して・・・そんな日が続き、「ワーキングマザーってこんなに大変なのか」と、くじけそうでした。

ワーク・ライフ・バランスという言葉は、書籍やテレビなどで目にするようになっていましたが、どこか遠い国の言葉のようで・・・。

それでも、子どもが成長するにつれ、自分にとって「仕事と子育てへの心地よい向き合い方」が分かってきました。

仕事する時間を、子どもと一緒に過ごす

プラスに限らずNGO/NPOの中には週末にイベントやミーティングが入ることも多く、時期や状況によってはゆっくり子どもと過ごせないこともあります。
また、最近では、ありがたいことに講演会に呼んでいただく機会も増え、たまたま土日に入ることも。
そして、そういう日に限って、夫に仕事が入り預かってもらえず・・・。

そんなときは、息子を連れて行きます。

もちろん、講演会なら主催者側と、イベントやミーティングであればスタッフと事前にコンセンサスを取り、3歳児を連れて行っても差支えない状況かを見極めた上で、あらゆるリスクヘッジをしていきます。

5月に登壇させていただいた講演では、お話する間、息子がぐずったときに備えて、お気に入りの電車やバス、ぬいぐるみ、ノートパソコン(新幹線のYou-Tube動画を流すため)を持参。そして、お菓子や麦茶もスタンバイ。(結局、息子は抱っこされたまま眠ってしまい、どれも出番がなかったのですが笑。)

はじめは、「仕事に息子を連れていくなんて、不憫では・・」と思っていたのですが、保育園の先生と家族以外の大人たちに声かけてもらったり、遊んでもらうことが息子も嬉しいようで、きゃっきゃとはしゃぐ姿を見て、こちらも嬉しくなります。>>「わたしが子連れ出勤する4つの理由」

子どもと過ごす時間に、仕事する

プラスは基本的に残業なしのワークスタイルですが、まれに家に仕事を持ち帰ることがあります。
そのほとんどは、息子が寝ている間にこなすのですが、どうしても起きている間にパソコンに向かわなければいけないことも・・・。

そんなときは、息子と一緒にできるタスクをピックアップ
たとえば、講演会やプレゼンテーションのリハーサル。大事だけれど、なかなか日中のオフィスではできないのです。
パワーポイントをのぞきながら、息子は「おきゃくさん」になりきります。

母のプレゼンを聴きながら、ときには「ぶっぶー」とダメ出しをされたり(笑)、「いいねー」とお褒めの言葉をもらったり。内容は3歳児の理解を越えているはずですが、楽しそうに話しているときは息子もニコニコ顔で、逆に、慣れないテーマでしどろもどろだと、「もーおしまい」と退席されてしまい、けっこうダイレクトに反応を返してくれます。

私は練習を重ねて本番を迎えることができ、息子も「おきゃくさんごっこ」を楽しめるという、win-win。

あとは、広報物を作成するときに、候補となっている写真やデザインを一緒に選んだり。

「これはどう?」「すきー!」
「じゃあこれは?」「こっちがいいー!」

ブックレット「エイズ孤児って知っていますか?」の表紙は、フォトジャーナリスト安田菜津紀さんが素敵な写真を何枚かご提供くださり、スタッフやデザイン会社の方たちと一緒に選ばせていただいたのですが、ちゃっかり息子も、母との「2人家庭内ミーティング」に参加、いろいろと悩んだ末に、「これ!」とお気に入りを教えてくれました。

写真を一生懸命のぞきこむ横顔をみて、ウガンダで生きる、自分とそこまで年の変わらないエイズ孤児たちの表情に、ひょっとしたら何かを感じとったのかなーと思いました。

これらは一例ですが、子どもが成長するにつれ、一緒に向き合える仕事の幅も増えていくのではないかなと、ちょっぴり楽しみだったりします。数字が読めるようになったら、ファンドレイジングの予算書を一緒に眺めたりもできるかな・・なんて。(もちろん、自宅に仕事を持ち帰らないことが何よりも大事ですが。)

「仕事か、子育てか」→「仕事も、子育ても」

仕事時間の中に、子どもとの時間も楽しめる工夫をしてみる。子どもとの時間を過ごしながらも、仕事もこなしていく。」といったスタイルが、自分にとって心地よいと感じるこの頃です。

仕事と子育てを完全に切り分けることなく、親と子も、周りに人たちも心地よく過ごせること。そして、仕事の業績を損なわず、むしろ成果につなげられる。

最近は、「ワーク・ライフ・インテグレーション」という言葉を聞くようになりました。

「自らの人生観を軸に、ワーク(職業生活)とライフ(個人生活)を柔軟、かつ高い次元で統合し、双方の充実を求めること。それによって、生産性や成長拡大を実現するとともに生活の質を高め、充実感と幸福感を得るなどの相乗効果を目指す働き方をいいます。」

(kotobank)より

私の場合は、「ワーク・ライフ・インテグレーション」というには、まだまだ相乗効果としての成果が出ているわけではないけれど、そんなスタイルが「心地よい」と感じられるようになってきた3年目の夏です。
人生観(自分の中で大事にしている価値観)に一致する仕事に出会えたこと、それを支えてくれる人たちの存在に感謝しながら、これから子育てと仕事に向き合うスタッフが心地よくお仕事していける組織にしていきたいし、それができるような気がしています。

寄付やボランティアでアフリカに支援を届ける国際協力NGO、エイズ孤児支援NGO・PLASのサイト


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