プラスのお知らせ

中長期ボランティアを終えて

2006年10月から12月まで中長期を経験した吉竹美緒さんから
感想をいただきました。
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3ヶ月という限られた時間のなかでエイズ孤児や学校、地域のためにできたことは決して多くはありませんでした。
経験も知識もスキルも少ない私たち。それでも、エイズで親を失い住む家も失ってしまった子どもたちや、わずかな運営費で何とか授業を行っているBlessed Schoolの先生たち、そして地域の人たちに「今は決して楽な状況ではないかもしれないけれど、一人ではない」というメッセージは送れたのではないかと思います。
世界エイズデーに合わせて子どもと先生を巻き込んで企画したHIV/エイズ啓発ワークショップや、孤児たちの暮らしを知るために行った家庭訪問、保護者に捨てられ学校をドロップアウトしそうになった子どもを発見し、安全な引き取り先に養育をお願いできたことなど、小さいながらも子どもたちや学校・地域の今後につながる活動ができました。私たち3人の中長期ボランティアがこうした活動ができたのも日本からサポートしてくれたメンバーやPLASの活動を支えてくださる方たちがいたからこそです。ありがとうございました。
 ウガンダを離れて早1ヶ月。過酷な暮らしの中でも「将来の夢はね…」と元気に話してくれたBlessed Schoolの子どもたちがたまらなく懐かしい毎日です。
○PLASでは中長期ボランティアを募集しています!!
中長期ボランティアとは・・・
2ヶ月〜1年間程、現地のコミュニティーに溶け込みながら
じっくりと活動に取り組む、ボランティアプロジェクト。
日本と現地をつなぎ、
エイズ孤児のために現場で行動を起こします。
詳しくはこちら

カテゴリー: その他 |

ケニア国際ワークキャンプのご報告

事務局長の門田から、ケニアプロジェクトのご報告と今後の展望についてお届けします。
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PLASは今年から、ケニアでの事業展開を開始しました。
Nyanza県のUkwala地域で2月に第一回国際ワークキャンプを開催し、農業のスタートアップを地域の学校で行ないました。
本事業の目的は大きく分けて三つあります。
一つは学校の中で農業事業をスタートさせ、そこで得られた収益ををエイズ孤児たちの制服代やテキスト代にまわし少しでも多くのエイズ孤児が教育を受けられるように地域に貢献すること。
二つ目に地域でのエイズ啓発活動、そして三つ目に参加したボランティアが多くのことをケニアで学び、その学びを日本で発信するということです。 
一つ目の農業事業については、計画、立案段階から学校が主体的に事業を主導し、地域住民組織や行政、ケニアのナショナルNGOと協働で実施しました。
事業は開始したばかりで、まだ収穫には至っていませんが、今後収穫、販売後、収益が上がった暁には学校を通して事業の利益はエイズ孤児たちのために使われます。
     PICT0145.JPG
また地域住民組織が第三者機関として学校や受益者となる子ども達へのモニタリングを行うこととなっています。PLASは農業のノウハウを十分に持っていないため、活動の中で、地域やナショナルNGO、行政とともに事業を開始するに当たって、困難なことや力不足であると感じることも少なくありませんでした。しかし、そのような中で、地域と行政、学校、そして子ども達を結び、農業によって子ども達に利益が還元されるしくみ作りをバックアップすると共に、地域でのエイズ啓発活動を行ったことは、大きな意義があったと感じています。
この地域の半分以上の人々は老人と子どもであり、働けない世代です。
さらにほとんどの孤児たちが60歳以上の老人によって世話をされており、多くの家庭はほとんど収入が無いのが現状です。
この様な地域では、学校での農業という地域の中での持続可能な事業を展開することが重要です。
この事業はPLASが撤退した後にも、学校と地域の中で継続される可能性が十分にあり、また多くの子どもが恩恵をうけることができるのではないかと期待しています。
二つ目のエイズ啓発に関しては、PLASにとってケニアでの初めてのワークショップであり、全てが初めての中で行われました。孤児たちへの直接的支援だけでなく、地域でエイズ孤児を増加させている、HIV/AIDSそのものの脅威から人々を守る必要がり、今回はエイズに関する演劇などを通したワークショップという形でエイズ啓発を行いました。
  

この地域の多くの人は、普段ラジオやテレビ、新聞にさえアクセスすることが難しくエイズの感染経路等の基本的な情報を得る機会がほとんどありません。
地道な活動ではありますが、地域の人々が参加しやすい方法でエイズ啓発を継続していくことが重要なのではないかと感じました。
また、地域住民組織やナショナルNGOが大変協力的であり、PLASの力だけではワークショップの成功はありえなかったでしょう。
自身のステイタスを知ることを怖がるためにエイズ検査をなかなか受けることのない地域の人々へ無料のエイズ検査を提供し、多くの方が検査を受けたことは大きな成果であったように思います。
三つ目の、参加したボランティアに対する開発教育的な意義は、大いにあったのではないかと感じています。
日本のメディアを通して伝えられるアフリカ、ケニアは悲惨さをアピールするようなものが多いように思いますが、実際に参加したボランティアたちはアフリカ、ケニアの豊かな文化や自然、人々に触れ多くのことを感じ、学んでいたのではないでしょうか。
     DSC00776.JPG
その一方で、地域の抱える多くの問題を目の前にし、問題の大きさ複雑さに面くらい、この小さな事業がどれだけ地域にとって意義がありインパクトがあるのか、ボランティアたちが自問自答する場面もありました。事業に参加するボランティアが地域へ直接貢献できるのはほんの2週間です。
しかし、その中で、多くのことをこの地で学び、エイズ孤児たちの現実を少なからず目にすることができました。この事業は事業実施の2週間のみが効果を持つのではありません。
事業後に参加者たちが広く社会へこの地域の現実を発信し、少しでもエイズ孤児たちの現実を伝え、より多くの人がアフリカやエイズ、エイズ孤児に関心を示すよう、ひいては市民として社会そのものを変える原動力となることを期待しています。 
この農業事業が軌道に乗り、学校が収益を上げることが可能になれば、次期の農業事業の資金を学校自ら捻出することが可能です。本団体はこの学校での事業をロールモデルとして、農業事業が可能である地域、学校で今回のノウハウを生かし、同地域の他校で同様の事業を展開しようと計画しています。そしてこの事業を同地域の多くの学校で実施することによって地域全体の教育普及の底上げを目指します。
事業を通して、エイズ孤児を始めとする子ども達に本当に必要なのは「愛情と教育、安全、安心」の4つであると、私は感じています。
しかしながら、社会に無視されて、子どもとして過ごす「子ども時代」を失っている子どもが本当にたくさんいます。
目の前にいる子どもだけではなく、 まだ見ぬ1500万人のエイズ孤児の未来に、 5年後には1800万人にも膨れ上がるといわれているエイズ孤児たちの未来に、 光をあてるべくPLASはまい進してまいりますので、今後ともどうぞ応援よろしくお願いいたします。
最後になりましたが、本事業にあたり、多くの方のご協力とご助言、ご支援をいただきましたことを、ここに厚く御礼申し上げます。
                                          PLAS事務局長 門田瑠衣子

カテゴリー: 活動報告 |

【Weekly News】モザンビーク:僕は暗闇の中にいる

ロウリータ・フェルナンドの父親が遺したのは
泥を固めて造った小屋2軒と荒れ果てたトウモロコシ畑だけだった。
継母も2ヶ月間AIDS関連症候群に苦しんだ後に家を去った。
14歳のロウリータと11歳の妹ソフィアは
モザンビーク北西部の田園地帯、テテ州のチウタ地区に住んでいる。
この地区でのHIV感染率は17%。
昨年テテ州で無償ARVの配布が開始されたが、
チウタ地区ではHIV検査施設が2ヶ月前にできたばかり。
意識の欠如はスティグマの存在を意味し、大きな問題となっている。
本来ならば親族が手を差し伸べるところだが、HIV/AIDSの恐怖から以前のようにはいかない。
「私は今まで戦争でトラウマを受けた多くの子どもたちと接してきました」と
モザンビーク赤十字HIV/AIDS担当のボージスさんは言う。
「彼らは親族や里親に預けてこれたが、今回は違う。これは差別」と語る。
家族を養うのは困難
ロウリータとソフィアに手を差し伸べる親戚はいなかった。
それどころか1人の伯父は7人の従兄弟を通学に便利だからという理由で2人の家に住まわせた。
伯父は7人に食事を提供しているが、ロウリータとソフィアの分はない。
エイズ孤児は親が亡くなった時、彼ら自身で家族を養い、
兄弟の保護者にならなければならない場合がある。
事前の忠告にもかかわらず死期を前にした親が遺言状を書かないことも少なくない。
カストディオ・フリオ(16)の母は昨年7月に亡くなった。
間もなく父もトウモロコシ畑で倒れ、亡くなった。
この時からカストディオが3人の弟の面倒を見ることになった。
生活の心配よりも先に父親の葬儀費用を工面しなければならなかった。
彼は屋根に使われていた薄い鉄板を売り、友人から借金をした。
返済のためにトウモロコシ畑の一部を売却し、1月には貯蓄も底を突いた。
「何人かの友人が助けてくれるけど、いつも助けてくれるわけじゃない」と彼は語る。
カストディオや、同じように家族を養っている
他の子どもたちにとって、日々は食べ物を得るための争いと化す。
トウモロコシを買うために、多くの場合は唯一の財産であるヤギを売ったり、
通学を犠牲にして日雇いの仕事をしたり、森に入って野菜を探し回る。
食事は一日一食に限定される。
2006年9月、モザンビーク赤十字はこのような子どもたちを支援するために
HIV/AIDSによって影響を受けた家庭を対象に、トウモロコシ、調理油、石鹸などの
生活必需品を配給するプログラムを開始した。
地域リーダーによって選出された赤十字ボランティアは子どもたちを訪問し、
親の死やその後の生活で被った精神的なストレスの緩和に努めている。
カストディオを含む1,400人しかこのプログラムに登録していないが、
資金不足から、さらにその中の400人のみが配給を受けれている。
カストディオはまだ配給を受けていない。
未来が見えない
アルベルト・チャサッタの父親が亡くなったのは16歳の時だったが、学校に通い続けることはできた。
だが2006年11月に母親を失った時、19歳だった彼は未来も同時に失った。
長男だった彼が4人の弟、妹たちを養うことが必要になったからだ。
伯父や叔母は彼の助けには応じなかった。
10年生だったアルベルトが母親の死を知らされた時、彼は家から100kmの場所にある学校にいた。
テテ州ではごく僅かしか10年生まで進学しない。
彼はその後の進学も視野に入れていたが、
現在、彼は弟と妹たちの学費と食費を工面するために働いている。
他の多くのエイズ孤児やその地域に住む人々と同様に、アルベルトと兄弟はHIV検査を受けていない。
「受けた方がいいでしょうね」と彼は言うが、検査を受けに行くには一人$2のバス代が必要になる。
おそらく彼は自分たちの状態を知ったところで何も変わらないと思っているのだろう。
「僕は暗闇の中にいる」と彼は言う。
「僕は独りなんだ」
原題: “I am in the darkness” – AIDS orphan
日付: March 15, 2007
出典: Integrated Regional Information Networks
URL : http://www.irinnews.org/Report.aspx?ReportId=70723

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PLASウガンダ国際ワークキャンプ参加者の感想

2007年春のウガンダワークキャンプに参加した、増田育子さんから、参加した感想をいただきました。
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「命」〜ワークキャンプを終えて〜
「ただ、夜が怖いの」。
寡黙な太陽が存在感を示す昼下がり、彼女はそう話した。
頬の筋肉が動くことは滅多にない。
しかし、不調和な程、眼だけに「命」への粘り強さが込められていた。
「助けて」という望みを託しているようにも思えた。
彼女は“未亡人コミュニティ”の住人。エイズで夫を亡くした婦人らが、
幼い子と共に肩を寄せ合い一緒に暮らす。
エイズ孤児らも通うBlessed Nursery & Primary Schoolの生徒の家庭訪問の際、
偶然立ち寄った場所だ。
DSC_0479.JPG
エイズ知識はほとんどない。ARVワクチンの存在も知らない。
人間の皮をまとい、与えられた「生」を当たり前に生きるだけ。
太陽が沈めば、夜の闇に死が近づくような怖さを感じる。
彼女らは、夜を異様に怖がった。


 私は彼女の話を聞きながら、鳩尾が熱くなり、心が縮まるように苦しくなった。
しかし、不思議と逃げたい気持ちはなく、むしろもっと近づきたい衝動を抑え切れなかった。
もっと寄り添いたい。もっと聞きたい。もっとアフリカの現実を直視したい、
人ゴミ離れひっそりと生きる人の現実を。
皮肉にもそこは、姿見えぬ“命”を最も感じる場所だった。
 「子どもの笑顔の裏側を感じて」。
キャンプに参加したメンバーがミーティングで話した。
裏側とは何か。どこにあるのか。
ワークキャンプ後半はそんなことを虚ろに考えていた。
 キャンプ参加者キャンパーらが企画したスポーツフェスティバル。
喉奥から笑い声が広がり、笑顔燦々であった。
しかしみんなが楽しく過ごす中、グランドから軒下にとぼとぼと戻ってくる子らもいた。
スコールの雨も降り出し、子らの体温をどんどんむしりとる。
偶然、私の腕が一人の少年の肋骨に触れた。
驚くほどとがった頬骨が、ドクドクと早い鼓動に合わせて重々しく動く。
繰り返される動作が直に腕に伝わると、笑い声とは対照的なその厳粛な静けさに、
懸命な彼らの“命”を感じざるを得なかった。
これが「笑顔の裏側」の境地か、逆に笑顔が裏側だったのかはわからない。
こんなところで“命”をむき出している。
彼らは見た目以上に必死に生きていた。
必死に息をしていた。
 アフリカにはたくさんのヒントが落ちていた。
私たちキャンプ参加者は、そのとてつもなく重く大きなものに気づけていたか。
ウガンダの大地に包まれながら過ごした時間は、見やすいところだけでなく、
見にくい部分を見るに十分な時間だったと思う。
あの大地で無意識に感じたこと、勝手に心に転がりこんだことにこそ、
ウガンダからの無言のメッセージではないか。
そういう意味で、無防備とさえ思える正直で純粋なキャンプ参加者は、
この2週間で実に多くの財産を手に入れたのではないか。
 生まれたくて日本に生まれたわけではない、
生まれたくてウガンダに生まれたわけではない。
仕組まれたわけでもない偶然。
しかしその偶然が、ここまで「違い」ではなく「差」を生んでよいのか。
丸すぎる同じ地球上に、この現実があること。
実際に五感で触れた2週間は、貴重だと思う。
これから、この原石をどう磨くかが、
ダイヤモンドか歪な石かに変えるかの、キーポイントとなるだろう。

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ウガンダ国際ワークキャンプのご報告

2007年3月3日から17日の15日間、
ウガンダにて第二回のワークキャンプを開催しました。
リーダーを務めた服部薫から、ワークキャンプのご報告です。
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今回は、学校の備品の整備、エイズ予防啓発ワークショップの開催、また、
ホームビジット、運動会、日本文化紹介授業、などのイベントを行いました。
学校の備品整備では、子どもたちが安全に、安心して学習ができるよう、
机・椅子、窓、門の製作を行いました。
予定通りにすべて完成させることができ、
子どもたちが、私たちが作ったものを使って勉強している姿を見ると、
とてもうれしかったです。

また、支援先の学校の保護者を対象に、
エイズ予防啓発ワークショップを開催しました。
過去2回の反省を生かし、対象を小規模にして行ったのですが、
その分、レクチャーやディスカッションの時は、より参加者が意見などしやすく、
共に作り上げる形で行うことができました。
学校の生徒と日本人を交えた現地語のドラマや、ディスカッションなど、
キャンプ中に日々練習を重ねた甲斐もあり、
地域の方にも充実した時間をすごしていただけたと思いますし、
私たちにとっても新たなステップでした。

また、地域の連携や啓発活動の必要性など、
地域のニーズを知る機会にもなりました。
次回は、もっと地域の自発性を引き出せる形で行いたい、などの反省点もありますが、
今後とも継続してこの地域でワークショップを行っていく必要性を感じます。
その他のイベントでは、家庭訪問や運動会、日本文化紹介授業などを行いましたが、
どれも、支援先の学校や地域との交流や連携を深めることができました。
特に、家庭訪問では、エイズ孤児の日常生活や家庭の様子を知ることができ、
とても勉強になりました。
日本人ボランティアも、普段笑顔の子どもたちの現状を目の当たりにし、
衝撃を受けたようでした。
今後、さまざまな形で、勉強したこと、感じたことを日本に伝えていきたいと思います。
今回のワークキャンプは、手探りの中、第二回の開催でしたが、
NICEやUPA、JICA等多くの関係団体の皆様にご協力とご助言を頂き
無事に事業を終了することができました。
この場を借りて厚く御礼申し上げます。

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