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【Weekly News】子どもを持つ権利をだまし取られた―ある女性の悲しみ

2012年夏、ケニアの NGO、 the African Gender and Media Initiativeは、女性HIV陽性者に対し、私立あるいは国営の健康機関が避妊手術を強いたとする事件について、レポートを発表した。

インタビューを受けた女性の中には、もし不妊手術を拒否すればHIV治療を中止すると脅迫された、あるいは子どもを持たないことへの見返りに、現金の提供を持ちかけられた人もいたとされる。似たような事例は、マラウィ、ナンビア、南アフリカ共和国、ザンビアなど含むアフリカの国々で報告されている。

ケニアが掲げる出産計画ガイドライン上では、女性の不妊手術に際しては、十分な情報を提供された上での自発的な同意が強調されている。政府は、監督機関であるKenya Medical Practitioners and Dentist Boardを通じ、今回の不妊手術の実態を捜査し、関係者に対して法的処置を施すとしている。

HIV陽性者のRitaは、現在30歳。ケニアの首都、ナイロビに住む一児の母である。彼女は、5年前、不妊手術を受けるよう精神的圧力を与えられたことをこう語る。

「妊娠した時、私はナイロビの私立病院に通い始めました。その時に、自分がHIV陽性だということを知ったのです。私は抗レトロウイルス薬(ARV:抗ウイルス薬)使いはじめました。その当時、私は結婚していませんでした。当時の恋人の子どもを妊娠したのですが、恋人は亡くなってしまったのです。

 医師は最初に、子どもがこれからも欲しいかと私に尋ねました。私が「はい」と答えると、それは無理だろうと医師は私に告げました。私がこれから生む子どもは病気で死んでしまうだろうし、私自身も長くは生きられないだろうから、と。

医師は、私が生涯子どもを作れないようにするべきだと説得し、私はそれに同意しました。その時は、医師の言っていることは理にかなっているように思ったのです。私は、30,000シリング(350米ドル相当)を支払い、子どもを出産した後、不妊術を受けました。

悲しむべきなのは、医師たちは私の子どもがHIVに感染しないように手助けすることさえしなかったことです。私の子どもはやはりHIV陽性です。しかし、そうした子どもに対しても薬があることを知っているので、そのことで心配はしていません。もしかして、医師たちは、彼らの言っていることをもっともらしく見せるために、私にHIV陽性の子どもを産んでほしかったのかもしれません。

私はHIV陽性者ですが、自分の産む権利を騙し取られたと感じています。もし、私が今の子どもを亡くせば、私は一生子どもを持てないのです。
私は、健康な赤ちゃんを持つHIV陽性の女性たちを知っています。私は彼女たちを素敵だと思っています。けれど、私にはこれ以上の子どもを持つことはできないのです。
もし、不妊手術に関わった医療従事者に法的措置が下されれば、多くの虐げられた女性たちの助けになるのではないかと思います」

(文責:小島美緒)
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原題:KENYA:I feel cheated of my right to decide whether to give birth or not
日付:November 30, 2012
出展:PlusNews
URL:http://www.plusnews.org/Report/96932/
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カテゴリー: Weekly News Update   パーマリンク

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