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ウガンダレポート -エイズ孤児を抱える家庭を調査-

前回に引き続き、5月から6月にかけて大島が実施したウガンダ新規事業調査の報告です。今回はエイズ孤児を抱える家庭の現状をお伝えします!

前回の記事はこちら→ウガンダレポート -ウガンダの人々が作るエイズ孤児支援の活動を調査-

シングルマザーの家庭

今回訪問した家庭はジンジャ県とカムリ県の計14家庭。両親がエイズで亡くなり、おばあちゃんや親戚が子どもを育てている家庭、夫が亡くなりシングルマザーが子どもを養っている家庭、血縁関係にはない地域のエイズ孤児を引き取っている家庭など、エイズ孤児が置かれている環境は様々でした。

おばあちゃんがエイズ孤児を養っている家庭。ある家庭では13人を1人で養っていた。

ジンジャ郊外にある村では、ジョイさん(仮名)が彼女と直接関係はない地域の子どもたち6人を引き取っていました。実子も1人おり、全部で7人の子どもを養っているのです。そのうち、2人がエイズ孤児なのですが、この2人のエイズ孤児はジョイさんの家の前に捨てられていた子どもだったのです。実の両親が不明のままジョイさんが養っていました。

ある日、この2人の子どもの親を知る男性が家に立ち寄りました。そしてジョイさんは、2人の子の母親がHIVに感染していることを初めて知らされました。ジョイさんは2人の子の両親と会いたいと申し出ましたが、男性は、「2人の子の母親はエイズに罹っているから関わりたくない」と言い、会わせてもらうことはできませんでした。そして数ヵ月後、2人の子の母親が亡くなったという知らせだけが届きました。ジョイさんは現在も2人のエイズ孤児を自分の子どものようにかわいがり、学校へも通わせています。

ジョイさんの家庭

カムリ県の田舎に住むルースさん(仮名)は夫と4人の子どもと一緒に暮らしていました。2006年、ルースさんの母親の友人がエイズで亡くなり、引き取り先が見つからず行く当てがなかったエイズ孤児をルースさんが見かねて、引き取ることを決意します。しかし、夫はこれに消極的で、「引き取っても経済的支援は一切しない」ということを条件に渋々受け入れるという状況だったそうです。現在もルースさんが畑仕事で得る僅かな収益で、エイズ孤児を養い、通学費もまかなっています。

ルースさん。畑仕事の時間を使って話をきかせてくれた。

今回の調査で感じたことは、HIV/エイズやエイズ孤児に対する差別・偏見がまだ根強く残っていること。そしてその一方で、エイズ孤児への保護・サポートが少しずつ広がりつつあるということです。

HIV/エイズの啓発活動を展開しているCBO(地域住民組織)がない地域では、住民がHIV/エイズの正しい情報に触れる機会も限られてしまい、噂話で聞く死の病気、「エイズ」を遠ざけることが、HIVと共に生きる人々やエイズ孤児への差別や偏見に繋がっていました。

一方で、エイズ孤児もそうでない子どもと同様に、8割から9割の子どもが学校に通えていることも今回の調査で確認でき、少しずつエイズ孤児への保護・サポートが広がりつつあるということが実感できました。ただし、小学生でも休学、留年、中退する確率が高いといった問題は依然として残っています。

今後はさらに現地での調査を重ね、エイズ孤児の保護・サポートを、地域と人々と一緒につくりあげていきたいと思っています。その様子もHPやメールマガジンでお知らせしていくので、ぜひチェックしてくださいね!

(文責:大島陸)


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