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【Weekly News】ケニア:母子感染予防の新しい試み、「母子感染予防パック」

ケニア共和国はHIVの母子感染を予防するため、抗レトロウイルス薬(ARV)パックの配布という新しい試みを始めた。「Maisha Mother-Baby pack」と呼ばれるそれは、各医療機関、産婦人科で配られる。

ケニアのHIV母子感染予防プログラムを担当するマーティン・シレンゴ氏によると、この試みは妊産婦に行きつけの病院が最低1施設あることを前提にしているそう。
「パックには母子感染予防に必要な薬全てが含まれており、医療機関の不足などの問題を緩和させることができる。」とシレンゴ氏は話す。

保健省はこの試みを通して、同国の4つ目のミレニアム開発目標である、「乳児及び妊産婦の死亡率を2015年までに現在の3/4にまで下げる」を達成させることも狙いのひとつだ。
調査によると、ケニアでは年間122,000人が新たにHIVに感染しており、そのうち22,000人が母子感染によるものだ。
この試みは現在、母子感染率が高いニャンザ州とリフトバレー州で行われており、2013年までにその2州で母子感染率を現在より5%下げることを目標にしている。

シレンゴ氏曰く、同国は、適切な母子感染予防を行うために必要な人材育成や物資等の資金として、約300万ドルを用意しているという。
しかし、HIV陽性者の妊産婦のうち1/3が未だネビラピンという薬しか服用しておらず、高い効果が望める他の薬の服用を行っていない。
さらに、HIV陽性の母親から生まれてきた子どもへの、HIV検査等を含む処置が間に合っておらず、迅速な対応を必要としている。
「Maishaパック」は4000~4500の医療機関で行われているが、そこにアクセスできない妊産婦は未だ多く、現在も母子感染は日々起こっている現実である。

(文:足立真希)
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原題:Aids packs to help cut HIV infections in infants
日付:March 21, 2011
出展:The East African
URL:http://www.theeastafrican.co.ke/news/Aids+packs+to+help+cut+HIV+infections+in+infants/-/2558/1129560/-/932t6iz/-/index.html
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