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2009年08月12日

●【Weekly News】アフリカ、ゲイ男性間でHIV感染拡大

アフリカ諸国の同性愛の男性たちの間で、HIV感染率が上がっている。
Lancet(イギリスの医療雑誌)がアフリカの数カ国で実施した調査によれば、ゲイ男性のHIV感染率は一般男性に比べ10倍以上であることが明らかになった。


Lancetの調査レポートによると、ゲイに対する社会の偏見が彼らを孤立させ、彼らのリスクある性行動を助長しているということだ。さらに、HIV感染リスクはゲイの男性たちにとどまらず、彼らの女性パートナーたちにも及んでいる。感染をこれ以上拡大させないためにも、エイズに関する正しい知識と感染防止のための物資を、これまで以上に供給する必要がある。


オックスフォード大学の調査によると、サハラ以南のアフリカ諸国では、“文化的、宗教的、政治的に、ゲイ男性を社会の平等な存在として認めたくない”という考え方があり、それがゲイ男性間のHIV感染を拡大させているという。“同性愛者に対する根深い差別や敵対意識が彼らをますます孤立させてしまっている”、調査を指導したAdrian Smith氏は、BBCに対してこの様に話をした。


ゲイ男性同士の性交渉はHIV感染リスクがかなり高い、これは世界的にもよく知られている。ゲイの男性たちはそれに加え、金銭目的で性交渉をしたり、複数のパートナーと性的な関係をもったり、また、注射器を介した薬物を使用したりと、エイズ感染リスクの高い行動に染まりやすい状況にあるのだ。


教育の必要性


ブルンジ(アフリカ中東部の共和国)でゲイの権利保護を訴える活動家、George Kanuma氏はBBCに次の様に説明した。多くのゲイ男性は、結婚して子どもを持ちたいと考えるので、自分たちの性行動をパートナーの女性に隠したがる。そして結婚後も、それまで通り男性との性交渉を続ける場合が多い。


女性との性交渉でエイズや他の性感染症に感染する可能性があるという事は、彼らもよく認識している。しかし、男性同士での性交渉では感染リスクが低いと考えている男性も、実は多い。HIV感染拡大を食い止めるため、彼らにエイズの基本知識や予防方法を教え、また、コンドームなどの物資を供給する必要がある。さらに、二次感染を防ぐため、HIV感染者たちへの正しいエイズ知識の提供や治療、精神的なケアも緊急で求められている。


国連合同エイズ計画によると、全世界で3,300万人がHIVに感染している。その3分の2はサハラ以南のアフリカ諸国に集中しており、多くの国で、感染は拡大の一途をたどっている。
(訳:大場菜生子)


原題: Alarming Africa male gay HIV rate
日付: July 20, 2009
出典: BBC News
URL : http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/8158469.stm

Posted at 2009年08月12日 21:12

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