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【Weekly News】ケニア:妊産婦が敬遠するHIV検査

マリー・アティエさんは、先日故郷であるスバで子どもを産んだ。
彼女は、ヘルスセンターに行き、そこで出産する方が、自宅で産むより安全であることは知っていた。
だが、そこに行けば、HIV検査を受けなければならず、もし陽性であることが分かった場合を恐れて、結局自宅での出産となった。
「大体子どもを産むときは、伝統的助産師を呼んで自宅で産むわ。
だって、病院に行ったら、決まってHIV検査を受けなければならないから。
検査は怖い。何人も知り合いの女性たちが陽性であることが分かって、夫に捨てられたの。」
HIVの母子感染予防プログラム(PMTCT)ではHIV検査が、
ほとんどの病院で行われるように決まっている。
しかし、ニャンザ州に住む多くの女性たちは、出産前のHIV検査の結果が、
直接彼女たちの結婚生活にとって脅威となると言う。
同じく、スバに住むジェーン・アウィノさんは、IRIN/PlusNewsの記者に対して、このように話した。
「この前の出産時に検査を受けるよう言われたわ。夫も一緒に検査を受けるようにって。
だけど、彼は検査を拒否したから結局私だけが受けたの。そしたら、HIV陽性であることがわかって。
それから、夫は暴力を振るうようになって、最終的に子どもと一緒に家を追い出されたの。」
スバ地域の、軍医であるアグレイ・オウコ先生は、もっとたくさんの女性を病院に行くように促し、
母子感染を予防するキャンペーンを展開している。
だが、HIVの診断に対する恐怖が、女性たちを出産時のケアプログラムから遠ざけていると言う。
2005年、ニャンザ州のPMTCTに関する調査では、HIV検査の結果に関わらず、
検査を受けた80%の人は事後カウンセリングに訪れなかった。
また、HIV陽性と診断された95%の人は、スティグマ、差別また暴力への恐怖のあまり、
配偶者、または家族に対してその結果を公表しなかった。
「たくさんの団体が、女性のエンパワメントを促進するためにキャンペーンを実施しているが、
女性の教育水準の低さや、結婚の重要性が原因で、あまり効果は出ていない」とオウコ先生は言う。
スバ地域のNGOソーシャルワーカーの、ブレッダ・マシンデさんは
「PMTCTはもっと男性を巻き込む必要がある。ほとんどのプログラムは男性の関与を除外している。
そのことが、女性と私たちソーシャルワーカーが、彼ら男性の地位を貶めようとしている“敵”であると思い込ませている。」と話した。
女性の、自尊心の低さや、男性への依存、また結婚の制度の問題に、
女性がまだ若いときから取り組む必要がある。
またマシンデさんは、女性はあまりにも結婚の重要性を信じすぎてしまっているので、
自分の健康を犠牲にしてしまう、と語る。
ニャンザ州は、中途退学率が国の中で一番高く、またこの地域の女性は、
国内の他の地域の女性よりも早くから性行為を始めているという調査結果も出ている。
2007年にケニアで行われたHIV指標調査では、ケニアの平均HIV有病率である7.8%と比べると、
ニャンザ州のHIV有病率が、15.3%と約2倍になっている。
原題: Fear of HIV testing keeps pregnant women at home
日付: October 22, 2008
出典: IRIN/PlusNews
URL : http://www.plusnews.org/Report.aspx?ReportId=81054

カテゴリー: Weekly News Update   パーマリンク

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