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【Weekly News/2008-09-10】タンザニア:沈黙の中でエイズに苦しむストリートチルドレン

アルーシャとキリマンジャロ地区のストリートチルドレンが性的暴行によって非常に高い割合でHIV/AIDSの脅威にさらされていることが最近の調査で明らかになった。
なかでも、孤児などの極めて厳しい環境に置かれている子どもたちが無防備なセックスを強要されていることが多かった。

今年、同二地区のストリートチルドレンの数は昨年の301人から411人に増加。
2006年の調査と比べると年に26%の割合で増加している。
子どもが路上生活をしいられるきっかけは様々だが、貧困、アルコール、家庭問題などが主な原因だ。
家庭のためとはいえ、農場などでの児童労働を拒否して路上に出てくる子どもも少なくない。

しかし、路上に出た途端、ほとんどの子どもたちはHIV感染の危険性がある行動を取り始めるという。
また、自らの行動が子どもの権利を侵害しておきながらストリートチルドレン問題を非難する保護者もいる。
「特に再婚相手が自分の子どもに性的暴行を加えるのを見て見ないふりをする母親が多い」
と、Mkombozi子どもセンターのソーシャルワーカーであるイルングさんは語る。
家庭の恥を隠すため、警察へ通報するケースも数件しかない。
現在、タンザニアでは子どもの保護体制が十分ではなく、一刻も早い子どもの人権や保護の法整備が叫ばれている。

原題: Aids ‘ravaging street children’
日付: August 31, 2008
出典: The Citizen Daily
URL : http://thecitizen.co.tz/newe.php?id=7548

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