メールマガジンバックナンバー

メールマガジン009(2006-12-30)

P┃L ┃ A┃ S ┃ http://plas-uganda.org/
━┛━┛━┛━┛     2006/12/30 第九号
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□■Positive Living through AIDS orphans Support■□
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INDEX
□お知らせ
■ウガンダ・レポート
□中長期現地ボランティア報告
■アフリカ・エイズニュース
□編集後記
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□■お知らせ

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——- 国際ワークキャンプ参加者募集中です
〜エイズ孤児を知ってみませんか?そして動いてみませんか?〜

アフリカではエイズの蔓延とともに、両親をエイズによって失う、
いわゆるエイズ孤児の問題が深刻化しています。
現在全世界のエイズ孤児の数は約1500万人だといわれ、
その内サハラ以南のアフリカ地域のエイズ孤児が1230万人だといわれています。
☆★☆ PLASケニア・ウガンダワークキャンプ参加者募集 ☆★☆

今年もエイズ孤児の支援活動として、
ケニアとウガンダでワークキャンプを行います。

≪ケニア≫
期間:2007年2月12日(月)〜2月28日(水)
内容:農作業
エイズ啓発の発表会

≪ウガンダ≫
期間:2007年3月3日(土)〜3月17日(土)
内容:机や椅子、教材作り。
HIV/AIDSに関する授業の実施
HIV/AIDS予防啓発のワークショップ開催

≪募集人数≫
それぞれ10名ずつ

≪参加費≫
NICEへの登録費=37,300円(ワークキャンプ初回の方)
29,000円(二回目以降)
現地NGO CIVS(ケニア)、UPA(ウガンダ)の現地登録費=共にUS$200

詳しい情報はこちらまで。PLASのHP http://plas-uganda.org/

——- 中長期現地ボランティア募集中です!
≪ボランティア内容≫
1.学校の子どもたちともに、地域にてエイズに関するワークショップを展開
2.学校運営補佐、児童のための給食調理
3.地元HIVPreventionGroupと協力してワークショップを開催
*参加者の特性を活かしながら現地のニーズに合うように
プログラムは臨機応変に組まれます。

≪募集人数≫
2名

≪参加条件≫
英語中級以上で、現地に溶け込もうという意志があり、
子ども好きであること。
また日本のPLASのメンバーと定期的に連絡を取り、
プロジェクトの一端を担う意欲があること。

≪中長期ボランティアの申し込みは≫
NPO法人NICE(国際ワークキャンプセンター)を通じて行っております。
費用、保険、事前研修などに関しては、NICEのHPを参照にして下さい。
http://www.nice1.gr.jp/index.html
詳しい情報はこちらまで。PLASのHP http://plas-uganda.org/

——- 翻訳ボランティア募集!!!

【タイトル】
「TOOLS TOGETHER NOW!
100 participatory tools to mobilise communities for HIV/AIDS 」
(以下AJF Global AIDS Update 一部引用)
国際HIV/AIDS連合 The International HIV/AIDS Allianceが
HIV/AIDSへの地域での取り組みを活発化するために開発した、
教材toolkitです。

○1.1 「様々な手法を使おう!Tools together now!」
100種類の参加型学習・活動の具体的な手法を集録したもの
○1.2 「皆で一緒に始めよう!All together now!」
HIV/AIDSの予防、ケア、サポートと治療及びその影響の緩和に向けて、
コミュニティがいかに取り組んでゆくかを、解説したもの

この2種類の教材toolkitは、活動団体や地域コミュニティが
HIV/AIDSに効果的に取り組めるよう力強い方向性を提示するもので、
採用した手法や取り組みは、全て現場で開発されてきたものだ。
地域コミュニティが全員でともに活動を始め、状況を調査し、
計画し、行動し、評価し、前進するという各過程へと進んでゆく手助けをする。
基本的には、HIV/AIDSの影響下にある地域で活動する
ファシリテーターをトレーニングするためのものだが、
その他のHIV/AIDS関連団体においても役立つ。
以下でダウンロードできます。PDFのとこです。
http://www.aidsalliance.org/sw36326.asp

PLASの活動している地域でも、このような手法を生かして
行きたいと考えています。

ご協力いただけたら幸いです。
【期限】
それぞれ1週間
【方法】
リレー方式。1文章づつ担当し、自分の担当が終わって、
さらにできる人は、次の文をお渡しします。
途中参戦も大歓迎!みんなで少しずつ訳しすすめていきます。
【備考】
もちろんギブアップあり!!やっぱり無理ーという人は連絡ください!
【問い合わせ】
翻訳担当:根本 Happy_mickey.ukie@hotamail.co.jp

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□■ウガンダ・レポート 【2006/12/04】

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【Blessed Nursery & Primary Schoolの様子】
僕が行っているBlessed N&P Schoolは今までの形とはさほど
変わりはありません。
朝もきちんと八時から始まり、終業時間もきっちり守られています。
僕が行った時期にはワークショップにおける歌の準備のため、
午後ランチ後は毎日一時間くらい歌を練習しています。
そして三時以降はみんなホームワークを学校でやったり帰る子がいたりと
ばらばらです。
子供たちは相変わらず元気で、昼休みは太鼓をたたいたり、
サッカーをしたり元気にはしゃぎまわっています。
しかしそんな笑顔の子供たちのなかには当然学費を払えないような子ども
もいますし、手紙によってその危機を伝えてくれる子もいます。
私たち中長期ボランティアは浮き上がった問題を解決していくこと以上に、
現地で子供達と接していくことで、見えない問題を浮かび上げていくことが
必要だと日々感じています。
そのためにはただ生徒達を学校の中という場所でだけでなく、
家庭を訪問したりして色々な面で接していくことで、
はじめてBlessed N&P Schoolを伝えられるとおもいます。
学校が休みになる時期、家庭訪問をしてその様子を伝えられたらいいと
思ってます。
(文責;沢井)

【HIV予防啓発ワークショップ】
12月2日にBlessed Schoolのあるナブウェル地区で、
HIV予防啓発ワークショップを開きました。
広報の時間が限られていたこともあり、参加者の数は期待していたほど
多くはありませんでしたが、当日はBlessedの子どもたち約30人がエイズ
に関する歌を6曲発表し、先生たちが会場設置や事前のポスター貼りを
率先して手伝ってくれたりと、規模は小さいながらも、
これからBlessed Schoolが主体となってワークショップを企画・運営して
いく大事な一歩になったと思います。
また、TASO (The AIDS Support Organization) ドラマグループに
よるHIV/AIDSに関する劇の上演や、
エイズインフォメーションセンターによるVCT
(HIVテストとカウンセリング)も行われ、劇には約80人、
HIVテストには約40人の住民が参加しました。
(文責;吉竹)

なお、12月2日に開催されたHIV予防啓発ワークショップについては、
現在報告書をまとめていますので、完成次第、
PLASホームページにて公開する予定です。
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□■中長期現地ボランティア紹介

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今年10月から来年1月まで、中長期ボランティアとして
永井雄一、沢井裕、吉竹美緒の3人がウガンダで
エイズ孤児の実態調査、学校支援、エイズ予防啓発などの活動を行っています。
現地に入ってまだ1ヶ月程度。
それぞれが感じた率直な意見をご紹介します。

【永井雄一】
こんにちわ!
京都に住む大学3年生の永井雄一です。
現在大学を1年間休学して自分の将来を模索するために
世界を旅しています。
ウガンダでは孤児院でのボランティアと、PLASの支援している
Blessed Schoolに通いながらエイズ孤児の調査をしています。
やはりここウガンダでは両親をエイズで亡くした子供や、
両親に捨てられた子供が日本に比べ多く、そんな子供達に自分の
できる事とはいったい何なのだと毎日考えさせられます。
こんな経験が将来どういった形でリンクしてくるかはまだわかりませんが、
ここで吸収したことは将来の宝物になると信じています。
何もできなくてもいい、ただこれからもずっと興味だけは
なくさずにこの世界を見ていけたらなと思っています。
【沢井裕】
中長期の沢井裕です。11月始めから1月最後ぐらいまでウガンダに
滞在してます。
今回なぜウガンダにきたかといえば、なんとなく
アフリカにシンパシーを感じたからです。
ウガンダ人は非常に陽気に話しかけ、そしてたまに踊りを要求してきます。
僕はそれに対し、日本のダンスだと嘘をついてカズダンス
(*三浦和良が点入れたときのパフォーマンス)を踊ってあげるとみんな
踊りだします。
あの瞬間ウガンダ人とのシンパシーが感じられ、僕の求めていたものが
得られていると日々感じています。
【吉竹美緒】
はじめまして。中長期ボランティアとして10月下旬からウガンダに来ました
吉竹美緒です。
ウガンダに来たきっかけは、大学時代に知った子ども兵士問題を間近で知ろう
と思ったからです。
ウガンダに来て1ヶ月ですが、あふれる緑や満天の星空、歌やダンスが
大好きな人たちに囲まれて楽しく暮らしています。
平日は、エイズ患者のサポートや啓発活動をするTASOというNGOで
ボランティアをしながらBlessed Schoolに通っています。
一見すると明るく無邪気な子ども達ですが、じっくり話を聞かせてもらうと、
親やきょうだいをエイズで亡くし、生活に困っている子どもが少なくありません。
2ヶ月という限られた時間しかありませんが、TASOでの経験を生かして、
力になれればと思っています。
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□■エイズ関連ニュース

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〇社会派ドキュメンタリー映画 「ダーウィンの悪夢」

日本にも輸出される白身魚が原因で、アフリカで起こった貧困、
売春、エイズ、ドラッグなどの問題を告発した衝撃作。

アフリカのヴィクトリア湖は、多種多様な生物が棲むことから
“ダーウィンの箱庭”と呼ばれていた。そこに大型の肉食魚ナイルパーチ
が放たれて輸出産業はうるおうが、同時に生態系の崩壊と経済格差
も生まれてしまう。
http://www.darwin-movie.jp/
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〇遠隔医療の希望と障害

遠隔医療eヘルスは情報通信技術を利用して遠隔地の診療所から
患者の画像を都市部の専門医に送信して診断を受けたり、
ビデオ会議などを通じて専門家に相談したりすることを可能にする。
しかし、サハラ以南の地域で導入されたeヘルスには情報通信技術不足
など幾つかの障害がある。
http://www.janjan.jp/world/0612/0612146455/1.php
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○子どものHIV/AIDS治療実績が格段に進歩

ルワンダは、2006年の政府の改善策により、日和見感染の治療薬である
コトリモクサゾールCotrimoxazole (St合剤:日本では「バクター」と呼称)
と抗レトロウィルス薬の普及を行った。
さらに、母子感染予防についても、2004年には防ぎうる母子感染の5分の1
しか防止できていなかったものが、2006年には、母子感染の3分の1を防ぐ
ことができた。ルワンダにおいて児童のHIV/AIDS対策が着実に前進している
ことが確認された。
原題:『Rwanda: Second Annual National Conference on Pediatric Aids Opens』
日付:November 20, 2006
出典:AllAfrica.com
URL:http://allafrica.com/stories/200611200108.html

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□■編集後記

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12月9日、無事PLASの1周年を迎えることができました。
多くの方々のご支持、ご協力をいただいたことをこの場を借りて厚く
御礼申し上げます。
PLASのエイズ孤児支援はまだ始まったばかりです。
今年は、第1回のウガンダ国際ワークキャンプを開催し、
Blessed Nursery and Primary Schoolの改築と、地域でのワークショップ、
また12月2日には世界エイズデーにあわせて地域でのエイズ啓発キャンペーン、
また現地での基礎調査等を行なうことができました。また、報告会等を通じて、
わずかですがエイズ孤児の現状や現地状況を伝えられたのではないかと思います。
多くの人にエイズ孤児の現状と支援の必要性を伝えていくことも
私達の使命の一つです。
そして、エイズ孤児支援を行いながら、私たち自身、日々勉強しながら
一歩一歩成長していくことができた1年でした。
いよいよ今年もあとわずか!来年は第2回のウガンダワークキャンプと
第1回ケニアワークキャンプからスタートです!
PLASは2007年もエイズ孤児の力となれるよう前進していきます!!
どうぞ来年もよろしくお願い致します。(文責:根本)

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PLASのHP
http://plas-uganda.org/
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info@plas-uganda.org <mailto:info@plas-uganda.org>
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