エイズ孤児 とは?

世界に1,650万人

AIDS orphan(「エイズ孤児」)とは、「エイズによって片親もしくは両親を失った18歳未満の子ども」をいいます。
日本語で孤児という言葉は両親を失った子どもを一般的にさすので、「遺児」と置き換えた方が私たちの感覚に近くなるのかもしれません。
また、必ずしもHIVに感染しているとも限りません。

エイズ孤児は2010年の1,970万人をピークに、現在は1,650万人が世界にいると言われています。
うち、約83%がサブサハラアフリカ(サハラ砂漠の以南のアフリカ)におり、PLASが活動するケニア・ウガンダにもそれぞれ約100万人いると言われています。

 

複雑な問題

では、エイズ孤児の何が問題なのでしょうか。

それは複雑にからみあっていて、健康問題、差別による孤立や失業、稼ぎ・稼ぎ手を失うことによる貧困など、多岐に渡ります。
私たちが出会ったエイズ孤児の"デリック"のように(動画)、エイズ自体への差別だけでなく親がエイズで亡くなったことによる差別によって「悪魔の子」と呼ばれ、引き取り手が現れず行き場を失うエイズ孤児はたくさんいます。

近年では治療薬の普及が進み、両親を失うケースのエイズ孤児は以前に比べると減少傾向にあります。
一方、片親を失うケースのエイズ孤児の場合、親が収入を失う/差別により職に就けないといったことによって家庭が貧困に陥る事態が発生します。
それに起因して子ども(エイズ孤児)が学校を中退する問題も根深く、ウガンダでは家庭が負担しなくてはいけない小学校の学費のうち制服代や進級テスト代を払えずに中退する子供は2人に1人とも言われます。

そのため、エイズ孤児が自分で未来を切り拓き、HIV/エイズと共に前向きに生きてゆける世界を実現するためには、子どもに対するアプローチだけではなく、子どもを取り巻くこうした諸々問題に働きかける必要があり、大人や地域コミュニティとも協働する必要があるのです。

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